●相場解説

英国がEU離脱協定の一部を無効化する国内市場法案(国際法違反の可能性あり)を議会に提出。

EU側は法案の修正を要求するも
英国側は「法案の撤回はない」拒否の姿勢を示した事で
合意なき離脱の懸念が強まり、ポンド売りが顕著となっていますね。

相場は9月から下げに転じていますが、
特にここ数日は急落が目立つ展開となっています。

昨日の相場では一時1.2772まで下げましたが、
テクニカル面では75日移動平均線の水準に到達。

現時点ではここで下げ止まっており、
3月以降の長期トレンドは上向きで崩されていないものの、
目先の相場は8月安値を切り下げて傾きが変化。

英国とEUの対立も深まっており、
合意なき離脱の懸念が高まっていますので、上値は重い環境です。

そのため、トレードは売り目線で注目。
反発局面では、戻り売りを行っていきたいと考えています。

【日足チャート】

Investing.com
ポンドドル 日足チャート(画像=Investing.com)

もちろん、昨日の相場のように、
ほとんど反発する事なくズドンと下げてくる可能性もありますので、
その場合は、エントリー水準を変更するなど検討。

一昨日のように突然ショートカバーが入って急反発する事もありますので、
突っ込み売りは避けて対応したいと考えています。

またトレンドなど目立った変化などございましたら
改めて解説させて頂きますので、一つの見方として参考になれば幸いです。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

●今日の経済指標

15:00 [ドイツ] 8月消費者物価指数
15:00 [イギリス] 7月月次国内総生産
15:00 [イギリス] 7月鉱工業生産指数
15:00 [イギリス] 7月製造業生産指数
15:00 [イギリス] 7月商品貿易収支
15:00 [イギリス] 7月貿易収支
15:00 [ドイツ] 8月卸売物価指数
18:30 [ユーロ] ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
21:30 [アメリカ] 8月消費者物価指数
27:00 [アメリカ] 8月月次財政収支

(提供:Investing.comより)

著者:樺 淳一