ポルシェの旗艦スポーツサルーンのパナメーラに総出力700ps(514kW)/870Nmを発生する「ターボS E-ハイブリッド」と同462ps(340kW)/700Nmを絞り出す「4 E-ハイブリッド」を新設定

 ポルシェ ジャパンは10月20日、大幅改良を果たしたスポーツサルーン「パナメーラ」に新プラグインハイブリッドモデル「ターボS E-ハイブリッド」と「4 E-ハイブリッド」を追加設定し、同日より予約受注を開始した。
車種展開は以下の通り。
パナメーラ4 E-ハイブリッド:1528万円
パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:1575万円
パナメーラ ターボS E-ハイブリッド:2973万円

ポルシェ・パナメーラ
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▲ポルシェ・パナメーラ ターボS E-ハイブリッド 価格:8SMT2973万円 パワーユニットには3996cc・V型8気筒DOHCツインターボエンジン(571ps/770Nm)と専用セッティングの8速PDKに組み込まれた電気モーター(136kW/400Nm)、そして容量17.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載。システム最高出力は700ps(514kW)/6000rpm、システム最大トルクは870Nm/1500~5500rpmを発生する

 各モデルの特徴を見ていこう。
 まずハイパフォーマンスグレードのターボS E-ハイブリッドは、パワーユニットに3996cc・V型8気筒DOHCツインターボエンジン(571ps/770Nm)と専用セッティングの8速PDK(デュアルクラッチトランスミッション)に組み込まれた電気モーター(136kW/400Nm)、そして容量17.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、システム最高出力は700ps(514kW)/6000rpm、システム最大トルクは870Nm/1500~5500rpmを発生。EV走行距離はWLTP EAER Cityモードで最大50km(NEDCでは最大59km)を実現し、また標準装備のスポーツクロノパッケージと組み合わせることで、0→100km/h加速は3.2秒、最高速度は315km/hを達成した。

ポルシェ・パナメーラ
▲ボディサイズは全長5049×全幅1937×全高1427mm/ホイールベース2950mm。車重は2350kg
ポルシェ・パナメーラ
▲ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)には最新のデジタル機能やサービスを組み込む。日本導入モデルのハンドル位置は右

 一方、4 E-ハイブリッドはパワーユニットに2894cc・V型6気筒DOHCツインターボエンジン(330ps/450Nm)と8速PDKに組み込まれた電気モーター(136kW/400Nm)、そして容量17.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、システム最高出力は462ps(340kW)/5000~6250rpm、システム最大トルクは700Nm/1000~4300rpmを発生。性能面では0→100km/h加速が4.4秒、最高速度が280km/hを成し遂げる。また、EV走行距離はWLTP EAER Cityモードで最大56km(NEDCでは最大64km)を実現した。

ポルシェ・パナメーラ
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▲ポルシェ・パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ 価格:8SMT1575万円 パワーユニットには2894cc・V型6気筒DOHCツインターボエンジン(330ps/450Nm)と8速PDKに組み込まれた電気モーター(136kW/400Nm)、そして容量17.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを採用。システム最高出力は462ps(340kW)/5000~6250rpm、システム最大トルクは700Nm/1000~4300rpmを絞り出す
ポルシェ・パナメーラ
▲日本仕様ではレーンキーピングアシストやコンフォートアクセス、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビューを含むパークアシストといった他のマーケットではオプションとなる機能を標準で装備する。ハンドル位置は右のみを設定
Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER