日々是相場 -夕刊- 2020年11月4日(水)
日経平均 23,695.23 円 △ 399.75 円
≪東証一部≫
売買高 13億0,233万株
売買代金 2兆5601億0200万円
値上り銘柄数 1,524 銘柄
値下り銘柄数 573 銘柄
騰落レシオ(25日) 82.23 % △ 3.85 %
為替 1ドル=104.89 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高を受けて大幅高
日本市場が休日となっている間に欧米株が大きく上昇したことから買い先行となった。米大統領選挙の途中経過に一喜一憂することになるのかと思ったが、特に大きな反応はなく、買戻しを急ぐ動きで値持ちがいいとさら買われるということで、2月暴落以後の高値更新となった。特に買われすぎ銘柄もさらに買われるという状況で指数が押しあげられたという感じだった。それでもさすがに23,800円を付けないとなると手仕舞い売りもあって上げ幅縮小となった。
昼の時間帯にはさらに買い上がる動きとなり、後場が始まると上値を試す動きになった。23,800円を付けると再度手仕舞い売りに押される展開となったが、米大統領選挙での混乱などがみられないということもあって、値持ちのいい展開が続いた。手仕舞い売りも出ていたのだろうがそれ以上に空売りをしては買い戻すというような感じで買いが続き最後まで値を保って高値圏での引けとなった。
小型銘柄も買戻しを急ぐ動きがみられ総じて堅調だった。東証マザーズ指数を筆頭に二部株指数も日経ジャスダック平均も大幅高となった。先物は買戻しを急ぐ動きからsらに買い急ぐような場面も見られた。ただ、指数を大きく押し上げるというよりは値持ちがいいから買ってみるというようなすぐに売ってしまうよな目先的な買いも多かったようだ。
大きな上昇となり、先週末の暴落は何だったのかという雰囲気になっている。ここから先は4年前のように米国で債券から株式への資金移動がみられるかどうかということにかかってきそうだ。大統領選挙の結果で混乱がみられるようであれば、一気に下落となるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
移動平均線なども抜けて一気に高値更新となったが、気迷い線となっており、ここからが正念場で、明日の相場で方向が決まりそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
トランプ大統領が再選となると特に問題もないということで混乱も少ないのかもしれない。バイデン候補が勝つとトランプ大統領が難癖をつけて混乱するだろうし、材料出尽くしとして一気に売られるということになるだろう。
米大統領選挙の結果に振らされるのがこれからも続くかどうかだが、4年前のように一直線で上昇するということはないのだと思う。いったんはどちらが大統領になっても追加の経済対策で買われるのかもしれないが、今回は債券からの資金氏sふとはないのではないかと思う。
債券からの資金シフトが起きると今度は金利の上昇を嫌気するような動きになるのだろうし、金融緩和の終了が取りざたされると一気に調整となるのだろう。益回りが低い銘柄fが相場をけん引しているだけに、債券価格の下落は株式市場にとってもマイナス効果ではないかと思う。
いずれにしても米大統領選挙が終わって落ち着くまでは買えないということになるのだろうし、バブル崩壊がさらに進むということもありそうで、慎重な投資を心掛けておいた方がいいのではないかと思う。
(提供:Investing.comより)
著者:Pyxis JeanPierre