高値警戒感があるにもかかわらず、史上最高値の更新が続いている米国株式市場。当初、ネガティブな反応が多かった「バイデン新大統領の誕生シナリオ」も、ウォール街は一転して歓迎ムードとなった。昨年あたりからは、日本の個人投資家も米国株に積極的に投資しているという。なぜ、米国株はそんなに強いのだろうか?

株式市場はいいとこ取り。米国株の史上最高値更新はまだまだ続く?
(画像=PIXTA)

金融緩和でジャブジャブのマネーが米国株に流入

先日、某証券会社から米国株投資に関する原稿依頼をいただいた。担当者が言うには、昨年あたりから個人投資家の米国株に関する問い合わせが相次いでいるという。日経平均株価がバブル期だった1989年の3万8,915円をいまだに奪回できずにいる一方で、米国株式市場は史上最高値の更新が続いている。