日経平均 29,520.07 円 ▼ 42.86 円
≪東証一部≫
売買高 13億4,398万株
売買代金 3兆0202億1000万円
値上り銘柄数 1,004 銘柄
値下り銘柄数 1,107 銘柄
騰落レシオ（25日） 120.54 %
為替 1ドル＝104.79 円
☆ 市況概況 ☆
上値も重いが売り急ぐ動きもなく小動き
日本市場が休場中の米国株はまちまちで堅調ながらも上値は重く、オプションSQ（特別清算指数）算出に絡む買いが入り買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されて軟調となり、29,500円を割り込んでの推移となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場に入るとさらに指数は小動きとなった。29,500円を超えると手仕舞い売りに押され、割り込むと買戻しが入るという状況で、TOPIXも前日の終値レベルで小動きとなった。飛び石連休の谷間とあって参加者も少なく、動いた方につくということだが動かないから付けないということだったようだ。最後まで方向感に乏しい展開となった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものがみられ総じて堅調だった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、オプションSQに絡むヘッジの売り買いもなく、指数を動かす場面もほとんどなかった。
半導体関連銘柄が買われて指数を下支えとなったが、決算発表が出揃い材料出尽くしという雰囲気だ。オプションSQも終わり、材料に乏しい展開の連休の谷間であり、来週からは3月決算などに絡んでの動きが始まるのではないかと思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
高値圏での保ち合いだが、今日の寄り付きが当面の高値となった感も強い。来週早々にも高値を抜けないと調整となるのだと思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず買われすぎ銘柄も値持ちの良いがさすがにここから改めて買い上がるという雰囲気でもない。割高感が強いだけに空売りが積み上がり、持高調整の買いが指数を押し上げるということなのだろう。
指数を押し上げる要因となっていたオプションSQも終わり、決算発表も出揃ってきたところで材料出尽くしから手仕舞い売りに押されそうだ。目先の買戻し一巡となったものから売られるということになるのだろう。
逆に空売りが積み上がるようであれば、上値を試すことになるのだろうし、指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がるかどうかということで相場が決まりそうだ。
動いた方につくという相場なので動きがないと動けないということなのだろうが、上値の重い展開が続くと徐々に下方向への圧力が強まり、いったん売り目線となると堰を切ったような売りが出るということもあるかもしれない。空売りの積み上がりに注目だ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気！
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