日経平均   30,467.75 円 △ 383.60 円
≪東証一部≫
売買高    14億0,970万株
売買代金  3兆0252億7700万円
値上り銘柄数 846 銘柄
値下り銘柄数 1,251 銘柄
騰落レシオ(25日) 109.99 %
為替 1ドル=105.48 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

引き続き買いが買いを呼ぶ展開だがさすがに手仕舞い売りも多い

米国市場が休場となるなど特に材料ないなかで買い先行となった。昨日同様に買いが買いを呼ぶような展開から買戻しを急ぐ動きとなって指数を押し上げ、特に指数に影響の大きな銘柄は上がるから買うということでさらに指数を押し上げる展開となった。

昼の時間帯もさらに買戻しなどもあって指数を押し上げ、後場に入ってもさらに買われる展開となった。その後も値持ちは良かったがさすがに上値の重くなり、引けを意識する時間帯に手仕舞い売りに上げ幅縮小となると売り急ぐような動きもあって大幅高ながらも上げ幅を縮小、30,500円を割り込んでの引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りも多くまちまちだった。東証マザーズ指数は堅調だったものの、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる場面もあったが、逆にまとまった売りで指数を押し下げるなど先物主導というような感じだった。

相変わらず特に材料がないなかで指数に影響の大きな銘柄が買われ大幅高となった。上がるから買う、買うから上がるということの繰り返しでまさにバブル相場となっている。午後に大きく売られる場面もあったように、動いた方につくということで乱高下となるかもしれない。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
移動平均線や基準線などとの乖離が大きくなっているところで上ヒゲ線となり、いったん調整となるのではないかと思う。

☆ あれやこれやと一言 ☆

昨年11月の相場と同じような展開になったが、本日は上値の重さを確認した形であり、いったん調整感が出て来るかもしれない。ただ、上がるから買う、買うから上がるという相場、まさにバブル相場が継続する素地もあり、乱高下となるかもしれない。

業績など関係なく買われるということでまさにバブルではあるのだが、誰かが猫の首に鈴を着けに行かないとバブルと気が付かないということだろう。そしてバブルが弾けて初めてバブルに気が付くということだろう。

それにしてもファーストリテイリング(9983)が10万円というのが何ともすごいことになっている。今は1株単位や金額で買える証券会社もあるので、特に売買単位にはこだわらないのかもしれないが、ここで普通に買える人がいることが不思議だ。

つまり、ITバブル時の光通信(9435)のように買わざるを得ないから買うという人が買っているとしか考えられず、そういう意味では株式の売り出しや公募株発行などがないと下がらない株であり、日経平均も下がらないということかもしれない。

詳しくは無料メルマガをご覧ください。
https://s-pyxis.com

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画
 → https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/p1viGyTZ3j8

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-  (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/Lj7FTA59400

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-  (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/gpMhdCJDqnk

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。