日経平均 30,168.27 円 △ 496.57 円
≪東証一部≫
売買高 14億6,095万株
売買代金 2兆9211億4400万円
値上り銘柄数 1,385 銘柄
値下り銘柄数 708 銘柄
騰落レシオ(25日) 110.35 %
為替 1ドル=105.90 円
☆ 市況概況 ☆
指数先行で大幅反発、昨日の下落を取り戻す!
米国株が大幅高となったこともあり、買い先行となった。一気に30,000円を超えて始まったあとも買戻しも入り堅調な展開となった。それでも節目とみられる30,200円水準では上値も重くなり、特に手掛かりに乏しい中で指数は小動きとなった。
昼の時間帯も特に売り急ぐ動きもなかったが、逆に買いも入らず、上値の重さを嫌気するように手仕舞い売りに上げ幅縮小となる場面もあった。ただ、売り急ぐということでもなく、指数に影響の大きな銘柄は買戻しが優勢で値持ちが良く、結局最後まで売りが嵩むということでもなく、小動きながらも高値圏での引けとなった。
小型銘柄も幕間つなぎ的に買われるものも見られ総じて堅調だった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物は積極的なまとまった売り買いが目立つということもなく、いったん買戻しで指数を押し上げたものの後が続かず、さらに大きく動かすことはなかった。
動いた方につくというパターンが続いている。ファーストリテイリングは権利落ちで売りが先行するかと思ったが、意外に強い展開でさらに空売りが積み上がっていれば下がらなくなるのだろう。日経平均に影響の大きな銘柄の空売りの買戻しも目立ち、指数を押し上げる要因になりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
下値を試す動きになりそうだ。目先的な過熱感を冷ますということで25日移動平均線や基準線で下げ止まるのかどうかが注目される。
☆ あれやこれやと一言 ☆
ファーストリテイリング意外に強く、さらに空売りが積み上がると日経平均も30,500円程度まで上昇するのだろう。ただ、買戻し一巡感が出るとまた30,000円を割れるということになる。結局は空売り次第ということなのだろう。
空売りが積み上がっており、買戻しで指数を押し上げたということだろう。ここからさらに空売りが積み上がるのかどうかということだが、金利の上昇や日銀のETF(上場投資信託)買いが見られないことなどから株が売られるということがまだまだあると思う。
業績が追いついてくるかどうかということなのだが、新型コロナウイルスの感染拡大が一服となってはいるものの終息の兆しがみられず、ワクチンの効果もまだ見えない状況であり、先行きの楽観的な見方も楽観すぎるのではないかと思う。
悲観的に見すぎているのかもしれないが、日経平均の上昇もほんの一握りの銘柄の上昇によるものでまさにバブル状態であり、金利の上昇の兆しでもみられると一気に売られるということもありそうだ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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夕方のライブ配信 -明日の相場見通し- (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。