暗号資産(仮想通貨)Filecoin(ファイルコイン:FIL)を発行するFilecoin財団は1日、米国の非営利団体「Internet Archive」に1000万ドル(約10億1,000万円)相当の暗号資産を寄付したと発表した。

Filecoin
(画像=Shutterstock)

プレスリリースによると、Filecoin財団は5万FILを同団体に寄付したという。同財団によれば、これはInternet Archiveがこれまで受けた寄付の中でも最大規模になるという。

Internet Archiveは、4,750億ものWebページを保管するWayback Machine、460万冊以上の電子書籍を無料で貸し出すOpenLibrary.org、米国およびカナダの公共図書館員を対象にWebアーカイブのサポート等を行うCommunity Websなど、数多くのプロジェクトを運営している非営利団体。また、Filecoinのストレージネットワークを利用し、インターネット履歴の一部を分散型ノードで保存する「Filecoin Archives」という取り組みを行っている。

2011年以降、Internet Archiveではビットコインによる寄付を受け付けている。現在はイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)など、その他多くのアルトコインによる寄付も可能となっている。

Ropes & Gray法律事務所の弁護士であり、Filecoin財団の理事長を務めるMarta Belcher氏は、「Filecoin財団は、Internet Archiveが分散型Webの発展のために行っている素晴らしい活動を支援でき、心から嬉しく思う」と語った。

今回の寄付に加え、Internet Archiveの創設者であるBrewster Kahle氏とパートナーシップ・ディレクターであるWendy Hanamura氏が、Filecoin財団の顧問委員会のメンバーになったことも併せて発表された。

Filecoinは2017年にICO(イニシャルコイン・オファリング)で200億円以上の資金調達に成功し大きな話題となった分散型ストレージプロジェクトだ。

暗号資産FILは昨年10月のメインネットローンチ後、海外の多くの取引所に上場され現物取引が行われるようになった。

近頃は急騰する場面もしばしば見受けられ、今月1日には一時2万5,000円以上まで上昇し、時価総額9位にランクイン。

執筆現在においては2万円前後で推移しており、他主要銘柄と同じように調整とみられる値動きを見せている。(提供:月刊暗号資産