暗号資産(仮想通貨)取引所Krakenが、2022年にも株式公開を検討していることが明らかになった。8日、米金CNBCが報道した

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Krakenは2011年に設立。CoinMarketCapのデータによると、現時点で約600万人以上の顧客を持ち、取引量では第4位の取引所となっている。

KrakenのCEO兼共同設立者であるJesse Powell氏はCNBCの取材に対し、ビットコイン価格が3月中旬に6万ドルを超える史上最高値を記録したこともあり、「我が社はビットコイン価格の上昇から大きな利益を得た」と述べた。

また、Powell氏は「2021年第1四半期は昨年の同期比を完全に吹き飛ばしました」「市場全体が本当に爆発したのです」と述べた。

今年の第1四半期に2020年の下半期に比べて4倍の新規ユーザーがプラットフォームに登録。スポット取引量は昨年全体の1.5倍となり、約1600億ドル(17兆5,000億円)という記録的な水準に達したという。

Krakenと並び世界有数の暗号資産取引所Coinbaseは、2021年第1四半期に取引高は18億ドル(約1,973億円)という過去最高の四半期収益を計上した。これは2020年全体の収益を上回るものだ。

Coinbaseは来週、時価総額1000億ドル(約11兆円)もの評価額とされる大型直接上場を予定している。

Powell氏は「2022年度中には、株式を上場できると考えています」と述べ「恐らく、Coinbaseと同じように直接上場することになるでしょう」と語った。

新規株式を発行せずに上場する直接上場は、新規株式公開に代わる方法でハイテク企業の間で人気のある上場ルートとなっている。

Krakenは現在、新たな資金調達のために投資家と交渉中で、その額は約200億ドル(約2兆1,900億円)に達する模様だ。

Powell氏は「我々は、Coinbaseの評価額がどの程度になるか見計らっています。私は、Coinbaseの評価額はこれまでの予想価格よりもずっと高くなるのではないかと考えています」と述べた。(提供:月刊暗号資産