日経平均 29,751.61 円 △ 212.88 円
≪東証一部≫
売買高 10億1,661万株
売買代金 2兆3028億2200万円
値上り銘柄数 1,293 銘柄
値下り銘柄数 811 銘柄
騰落レシオ（25日） 114.09 %
為替 1ドル＝109.27 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高などもあって買いが先行、買戻しを急ぐ動きもあって一時大幅高
米国株が堅調だったこともあり、買い先行となった。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は冴えない展開だったが、寄り付きの買戻しが一巡となった後も先物主導で買い急ぐ動きもあり、一時大幅高となった。さすがに29,800円の節目を超えると上値も重くなったが、買い急ぐ場面もあって堅調だった。
昼の時間帯も特に動きはなく、値持ちの良い展開だった。後場に入ってからもいったん前場の高値を超えて買われるなど大きく上昇する場面もあったが、最後まで買い切れず、上値の重さを嫌気して最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。
小型銘柄も堅調なものが多かったが上値も限られた。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と外って堅調だったが、上値の重い展開だった。先物はまとまった買いも散発的に見られたものの、断続的に見られることもなく、午後になると買い手もいなくなり、買戻し一巡となったことで指数を押し上げることもなかった。
意外に強い相場となった。指数に影響の大きな銘柄が高くなっただけということで買戻しの域を出ないということだろう。積極的に買い上がるには手掛かり難ということで上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されるということの繰り返しで、保ち合い相場が続くということだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
引き続き25日移動平均線や基準線のサポートを確認する動きとなっている。上値の重さも見られ、まだまだ25日移動平均線や基準線のサポートを確認する場面もありそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
引き続きファーストリテイリング次第という相場となった。今日は大きく反発となったことから日経平均も一時大幅高となるなど、特に材料がないなかで買戻しなどが入ると途端に高くなるということなのだろう。
インデックス投資＝日経平均に連動するような投資の買いが入るとファーストリテイリングが突出して買われ、ファーストリテイリングが買われると日経平均が高くなり、日経平均が高くなるとファーストリテイリングやソフトバンクG、東京エレクトロンなどが高くなるという構図での上昇となっている。
特に何に反応しているということでもないので、買いが止まれば売られるということで上値の重い展開となるのだろう。今晩の米国市場次第という面もあるが、あすはまた手仕舞い売りから始まるということかもしれない。
逆にここで空売りが積み上がっていれば明日も高くなり、日経平均は3万円を目指すということなのだろう。ただ、積極的に買い上がる材料もないので、上値が重くなり、上値が重くなると本日の後場みたいに手仕舞い売りに押される。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気！
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
