楽天グループ株式会社が運営する出前・宅配注文サービス「楽天デリバリー」、楽天IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ」、暗号資産(仮想通貨)交換業を運営する「楽天ウォレット」は、5月22日の「ビットコインピザの日」を記念し、「ビットコインピザの日キャンペーン」を開催することを明らかにした。14日、楽天グループ株式会社が発表した。
ビットコインピザの日とは、もはや暗号資産ユーザーにとっては有名な逸話だ。
2010年5月18日に、米国に住んでいたプログラマーが「ビットコインフォーラム」というサイトに「誰か1万BTCをピザ2枚と交換してくれる人はいないか?」と投稿し、これに応答した英国の学生が、米国にあるピザ店舗にピザ2枚をオンラインで注文した。サイトに書き込みをしてから4日後の5月22日、投稿したプログラマー本人の手元にピザ2枚が無事に渡り、英国の学生へ1万BTCが支払われた。
これが、ビットコインが通貨として世界で初めて使われた出来事だったことから、世界各国のビットコインファンの間で5月22日は「ビットコインピザの日」としてお祝い事が行われるようになった。
今回のビットコインピザの日キャンペーンは、楽天の暗号資産取引サービスである楽天ウォレットの現物取引口座保有者を対象に、ビットコインや楽天ポイントを進呈する。
楽天ウォレットは、楽天ウォレット株式会社が提供する暗号資産取引所で、暗号資産における現物取引サービスとレバレッジ取引サービスを提供している。
楽天ポイントを楽天ウォレットの現物取引で取り扱っている暗号資産へ交換することができ、さらに楽天ウォレットで運用している暗号資産を楽天キャッシュにチャージできるため、楽天市場などでの買い物や全国の加盟店での決済に利用することが可能だ。
キャンペーン第1弾では、対象期間中に楽天デリバリーに加盟するドミノピザ、ピザハット、ピザーラなど、対象のピザチェーン店を利用すると、合計購入金額に応じて最大1,000円相当のビットコインが進呈される。
またキャンペーン第2弾は、対象期間中に楽天ウォレット現物取引専用スマートフォンアプリを通じて、ビットコインなどからオンライン電子マネー、楽天キャッシュに3,000円以上チャージのうえ、楽天ペイを導入している宅配ピザチェーンピザハットで、合計購入金額3,000円(税込)以上を楽天キャッシュで支払うと、楽天ポイント500ポイントが進呈される。
キャンペーンは、第1弾が5月14日(金)から5月28日(金)まで、第2弾は5月21日(金)から6月4日(金)まで行われる。
なお今回の楽天ウォレットによるキャンペーンへの参加は、サイト上でエントリーをすることに加え、一定の条件があるため、詳細をよく確認しておくことを推奨する。(提供:月刊暗号資産)