トヨタがプリウス/プリウスPHVの一部改良を実施して機能装備を拡充。プリウスには特別仕様車“ツーリングセレクション・Black Edition”を新設定
トヨタ自動車は2021年6月3日、定番ハイブリッドモデルのプリウスとプラグインハイブリッドモデルのプリウスPHVの一部改良を行い、合わせてプリウスの特別仕様車のS“ツーリングセレクション・Black Edition”とA“ツーリングセレクション・Black Edition”を新設定して、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■プリウス
E:2WD259万7000円
S:2WD273万1000円/E-Four292万9000円
S“ツーリングセレクション”:2WD290万2000円/E-Four310万円
A:2WD300万4000円/E-Four320万2000円
A“ツーリングセレクション”:2WD317万1000円/E-Four336万9000円
Aプレミアム:2WD333万1000円/E-Four352万9000円
Aプレミアム“ツーリングセレクション”:2WD344万2000円/E-Four364万円
■プリウス特別仕様車
S“ツーリングセレクション・Black Edition”:2WD294万7000円/E-Four314万5000円
A“ツーリングセレクション・Black Edition”:2WD321万6000円/E-Four341万4000円
S“Safety PlusⅡ”:2WD281万4000円/E-Four301万2000円
■プリウスPHV
S:2WD338万3000円
S“セーフティパッケージ”:2WD346万4000円
S“GR SPORT”:2WD384万2000円
A:2WD375万8000円
Aプレミアム:2WD401万円
まずはプリウスの特別仕様車、S“ツーリングセレクション・Black Edition”とA“ツーリングセレクション・Black Edition”から解説しよう。ベース車はS“ツーリングセレクション”およびA“ツーリングセレクション”で、ここにブラックカラーを基調とした内外装パーツを豊富に採用する。
外装ではブラック加飾Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)やLEDフロントフォグランプ、ブラック塗装センターピラーガーニッシュ、ブラックサイドポンツーン、ブラック塗装リアバンパー、ブラック塗装樹脂加飾パーツ+センターオーナメント付7J×17アルミホイール+215/45R17タイヤを特別装備。ボディカラーには特別色のプレシャスブラックパールのほか、モノトーンのプラチナホワイトパールマイカ/グレーメタリック/ブラキッシュアゲハガラスフレーク(新色)、2トーンのプレシャスブラックパール×プラチナホワイトパールマイカ/プレシャスブラックパール×グレーメタリックをラインアップした。
内包するインテリアには、ダークメッキ調モールのセンタークラスター・インパネオーナメントやダークアルマイト調塗装+ヘアライン加工のセンタークラスターパネル、ダークメッキ調加飾のレジスターノブ、ダークメッキ調ベゼルのサイドレジスター、ブラック加飾のエレクトロシフトマチック、ピアノブラック加飾のフロントコンソールトレイ(カップホルダー2個付)、合成皮革巻き・ステッチ付き大型コンソールボックスを特別装備。また、合成皮革シート(ブラック)やアルミペダル(アクセル・ブレーキ)も標準で採用した。
通常モデルのプリウスおよびプリウスPHVの改良に話を移そう。外装では、プリウスのボディカラーにブラキッシュアゲハガラスフレークを新設定。また、プリウスEグレードを除いて8インチディスプレイオーディオを標準装備する。さらに、プリウスのA/A“ツーリングセレクション”とプリウスPHVのA/Aプレミアムは、水に包まれた弱酸性の「ナノイー」を運転席右側のエアコン吹出口から放出するように設定した。
パワートレインは基本的に従来と共通で、プリウスの2WDに2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCガソリンエンジン(98ps)+1NM型フロントモーター(53kW)+リチウムイオン電池(3.6h)を、プリウスのE-Fourに2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCガソリンエンジン(98ps)+1NM型フロントモーター(53kW)/1MM型リアモーター(5.3kW)+ニッケル水素電池(6.5h)を、プリウスPHVに2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCガソリンエンジン(98ps)+1NM(53kW)/1SM(23kW)型モーター+リチウムイオン電池(25Ah)を搭載している。
(提供:CAR and DRIVER)