日経平均 29,066.18 円 △ 190.95 円
≪東証一部≫
売買高 9億0,426万株
売買代金 2兆1422億4500万円
値上り銘柄数 1,595 銘柄
値下り銘柄数 504 銘柄
騰落レシオ(25日) 99.56 %
為替 1ドル=110.84 円
☆ 市況概況 ☆
堅調だが上値も重い
米国株が一時大幅高となるなど堅調とったことで本日の日本市場は買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は買戻し一巡感もあり手仕舞い売りに押される展開となった。それでも日経平均が29,000円を割り込むと買い直しも見られ、再度上値を試すような動きとなった。
昼の時間帯も先物の買戻しなどもあって堅調で、後場も前場の終値を上回って始まるなど値持ちの良い展開となった。ただ、いつもの午後ということで後場はまったく方向感が見られず、最後は週末の手仕舞い売りと買戻しがせめぎ合う形でほとんど方向感は見られず、結局最後まで堅調ながらも買い切れないという展開となった。
小型銘柄も堅調なものが多く、大きく上昇するものも見られた。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面もほとんど見られなかった。先物主導ということでなく、指数に連れて小動きとなった。
依然として方向感に乏しい展開が続いている。積極的に買い上がる材料もないが、米国株が高く、売り難いということだ。ただ、まだまだ買われ過ぎ感が強い銘柄も多く、ここからは強弱感が対立、指数は保ち合いが続くのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
雲は抜けたものの75日移動平均線は抜け切れないという雰囲気だ。雲のサポートを確認して上値を試すというよりは、75日移動平均線に押さえられて下値を試すということになると思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず方向感に乏しい展開となっている。指数に影響の大きな銘柄の上値が重いので指数も上昇しないが、個々の銘柄を見ていると業績面で割安として買われるものなども見られ、それほど雰囲気は悪くないと思う。
ただ、業績が好調と新聞などで報じられると、出尽くし感から売られるというものも多く、今一つ業績面での見直し買いが入り難いようだ。それでも好調な業績を発表して売られたような銘柄は買い場探しということで良いのだろう。
落ちるナイフは掴むなと言うが目先の需給要因だけで売られたもの、あるいは売り仕掛けとして空売りで押さえられたものなどは買い向かっても良いと思う。空売りが積み上がればすぐに買戻しから上値を試すということも多いので、買い向かいが正解ということになる。
6月配当落ち銘柄なども配当落ちということで売られるものや株主優待狙いで空売りが積み上がるものなどもありそうで、目先の需給などを見ながら大きく下押すことがあれば反発を期待してもいいのだと思う。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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