日経平均 28,791.53 円 ▼ 21.08 円
≪東証一部≫
売買高 9億6,336万株
売買代金 2兆3477億3100万円
値上り銘柄数 786 銘柄
値下り銘柄数 1,296 銘柄
騰落レシオ(25日) 98.21 %
為替 1ドル=110.48 円
☆ 市況概況 ☆
月末売りもあり買い先行も軟調
米国株が堅調となったこともあり、買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も直後の買いが入り一段高、上値を試す動きとなったが29,000円を抜けないとなると一転して上げ幅を縮小、28,800円を割り込む場面もあった。さすがに28,800円では買戻しも入ったが冴えない展開となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も冴えない展開となった。月末売り、月初の買いというアノマリーも気になるようで、買い気に乏しい展開だったが値持ちも良かった。それでも28,850円を超えてさらに買い上がるということでもなく、買戻し一巡から月末売りに押されて結局は小幅に28,800円を割り込んで安値圏での引けとなった。
小型銘柄も方向感に乏しくまちまちだった。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は小幅高、二部株指数は小幅安となった。先物は相変わらずまとまった売り買いがほとんど見られず、指数を動かすことも方向付けるようなこともなかった。
月末売り、月初買いとともに気になるということで結局方向感が見られなかった。日銀短観が特に気にされるということでもないのだろうし、米国の動向を気にしている風でもなく、何かが起こらないかと待っている感じだ。明日の月初の買いが期待通りとなれば、さすがに上値を試すことになるのだろうが、月初の買いに対して売られるようであれば、保ち合いの水準が下がるかもしれない。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
依然として雲の上限や25日移動平均線に上値を押さえられて雲の中での動きとなっている。雲をどちらに抜けるのかが注目される。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず手掛かりに乏しく、東証の区分見直しで売りが出るなどという話もあったが、特に関係はないだろう。すぐにどうのこうのということでもなく、TOPIXの指数見直しは影響があるだろうが、日経平均ほどでもなく、特に問題とならかったようだ。
業績面でそれほど不安があるということでもなく、金融不安もなく、特に売り急ぐ材料もないように思えるが、値動きの悪さが売り要因となってくる可能性もありそうだ。日銀短観や米国の経済指標などはあくまでもきっかけに過ぎないのだろうが、うごっき始めるきっかけにはなるかもしれない。
動いた方に大きく動くということなのだろうが、どちらに動くかということになると日経平均だけを考えれば下に動くのではないかと思う。寄与度の高い銘柄がかなり塩漬け感が強まっており、上値の重さが嫌気されて手仕舞い売りに転じると大きく下げるということもあるだろう。
既に大きく売られたという見方もできるが、今後銘柄の入れ替えなどの際に寄与度の大きい銘柄がだんだんと売られるということになると思う。いずれにしても東証の区分見直しよりも大きく市場には影響すると思う。明日から7月なのでそろそろ日経平均の銘柄入れ替えも話題になるだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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