近年ビジネスシーンにおける服装のカジュアル化が進み、「クールビズ」も着実に浸透してきました。コロナ禍によるテレワークの普及や外出自粛の影響から、この傾向はますます加速することでしょう。ノーネクタイ・ノージャケットはだけでなく、デニムも可とする企業も珍しくありません。この機会にデニムアイテムのアップデートをはかりましょう。
万能すぎて手放せない! おすすめのデニムシャツ
デニムと言うと、いわゆるジーンズ(ジーパン)といったボトムスをまず連想しますが、トップスで着用するデニムシャツも1枚あると重宝します。
ロロ・ピアーナの「アンドレ」といえば、ハイクラスの男性たちに愛されてきたシャツの名品です。ネクタイをしめてもノーネクタイでも様になるワンピースカラー(台襟のない襟のこと)のデニムシャツは、極上のコットンデニムを使用しており、うっとりするほどなめらかな肌触りです。ごわつかないためジャケットのインナーにも向きます。
スタイリストの野口強が手がける日本のデニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」からは、8ozのライトオンスインディゴデニムを採用し、ヴィンテージライクなUSED加工を施したデニムシャツを紹介。心地よく体にフィットするタイトなシルエットと、フリンジ加工された裾が特徴で、タンクトップの上にさらりと羽織るだけでも絵になるはずです。
より着心地を重視するなら、オランダ発のデニムブランド「デンハム」のデニムシャツはいかがでしょう。伸縮性にすぐれたストレッチデニムを使用しており、長時間着用しても疲れません。胸のフラップポケットでワークテイストを出しつつも、ホワイトボタンで清潔感を醸し出しています。
ダメージデニムは、大人仕様の着こなしで
ヴィンテージ感のあるダメージデニムは履くだけでこなれた雰囲気になりますが、着こなしを間違えると清潔感に欠ける印象にもなってしまいます。シルエットやコーディネートに注意しながら、大人の着こなしを目指しましょう。
2008年にイタリアのトリノで誕生した「PT TORINO DENIM(ピーティートリノデニム)」から紹介するのは、テーパードフィットのモデル「レゲエ」。腰回りはゆとりをもちつつ、裾に向けて自然に絞られた美しいラインは、ジャケットと合わせても違和感がありません。オーガニックコットンを使用しており、環境にも配慮しています。
細身のシルエットが好みなら、日本のメンズファッションブランド「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1piu1uguale3)」のデニムがおすすめです。デニムの魅力の1つである「ヒゲ」と呼ばれる足の付け根部分にできるヒゲ状のしわを忠実に再現し、絶妙なヴィンテージ感を演出しています。細身ではありますが、ストレッチがきいているため、着心地も快適です。
いくら質感やシルエットにこだわっても、ラフなTシャツやスニーカーなどと安易に合わせてしまうと、大人の着こなしとは言えなくなってしまいます。お薦めのトップスはハイゲージのニットです。落ち着いたミニマルカラーで、夏らしいリネンの入った素材などを選ぶとよいでしょう。足元は夏場でもあえてスエードのシューズをチョイスします。全体をぐっと上品に仕上げてくれます。
ラグジュアリーブランドのアイコンデニムを活用
デニムアイテムはラグジュアリーブランドからも数多く出ています。特におのおののブランドのアイコンを用いたアイテムは必見です。ワインポイントで使うだけで、途端にワンランク上のコーディネートにすることができます。
ディオールのデニムは、ちょっと見はノーマルなジーンズでありながら、裾の裏面にディオール・オブリークのモチーフがプリントアウトされており、ロールアップすることでアイコニックなスタイルを演出できます。
エトロなら、膝にかけてエトロを象徴するペイズリーがグラデーションでプリントされた斬新なデニムに注目です。エトロではサステナブル素材を使用している商品に、そのことを示す“ベネトロエッセレ(BENETROESSERE)”のタグがつけられています。このデニムにもベネトロエッセレがついており、環境に配慮した商品になっています。
アイコンデニムを控えめに取り入れたいなら、フェンディのホワイトデニムがおすすめです。至ってスタンダードなホワイトデニムながら、右のバックポケットにFFロゴのパッチをさりげなくプラスしています。緩やかなテーパードシルエットで、着る人の体形を選びません。逆にもっと攻めたいときは、ジョルジオ・アルマーニのデニムブルゾンはいかがでしょうか。全面に銀糸でイニシャルを組み合わせたデニムコレクションのロゴを施しており、そのインパクトは圧巻。羽織るだけで間違いなくコーディネートの主役になります。
きれいめデニムスタイルで、ワンランク上の装いを
丈夫でなんにでも合うデニムは便利なアイテムではありますが、一歩間違うと単に「服装に構っていない人」になってしまいます。誰もが身につけるデニムだからこそ、商品選びやコーディネートには細心の注意を払いたいもの。この夏、小技をきかせた大人のデニムスタイルを目指してみませんか。
(提供:JPRIME)
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