日経平均   27,585.91 円 △ 161.44 円
≪東証一部≫
売買高    9億4,654万株
売買代金  2兆1808億3900万円>
値上り銘柄数 1,438 銘柄
値下り銘柄数 659 銘柄
騰落レシオ(25日) 93.22 %
為替 1ドル=109.62 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株は軟調だが、底堅さを確認して堅調

米国株は一時大幅安となるなど軟調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となったこともあり、売り先行となったものの下げ渋った。いったん底堅さが見られたことで買戻しなどもあり、堅調となると買い戻しを急ぐ動きもあって堅調な展開となった。節目と見られる27,500円を超えてしっかりとした動きとなった。

昼の時間帯も買戻しで指数が押しあげられ、後場に入るとさらに上値を試す動きとなった。ただ、相変わらず積極的に買い上がる材料にも乏しいということで徐々に上値が重くなり、上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りに押されるものも多くなった。結局上げ幅を縮小したもののしっかりと節目とみられる27,500円を超えて堅調な引けとなった。

小型銘柄も買戻しや買い直しで高いものが多く総じて堅調だった。東証マザーズは大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物は散発的にまとまった買いも見られ、指数を押し上げる場面も見られた。断続的に買い上がるということでもなかったがまとまった売りも少なく、指数を下押すことはなかった。

米国株と連動しなくなっている感じだが、それだけ目先の需給だけで動いているということだ。売られたものが買われ、買われたものが売られるということで指数はまだまだ保ち合いが続くと思う。割高銘柄の修正安は続くと思われ、戻りは鈍いだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
底堅さは見られるものの戻りも鈍く下値固めが続くだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

27,500円を回復したことで改めて27,500円水準が下値となりそうだ。今度は上値を試すことになるのだが、27,800円で止まるか28,000円まで戻すかということになる。ここから空売りが積み上がれば一気に28,000円を超えるのだろうが、下落懸念も強く上がらないから売れないということになりそうだ。

空売りが積み上がる意外に上値を買い上がる動きにはなり難いだろう。指数に影響の大きな銘柄はまだまだ割高感が強く、低PER(株価収益率)銘柄などが買われても指数を押し上げるには限界があるということだ。

買われすぎ銘柄が再度買われすぎまで上昇しないと日経平均の上値は重いだろう。ということは金利が低下するとか、他に買うものがないとか、買われすぎ銘柄の業績が良くて買われすぎでなくなる意外には上昇材料がない。

空売りが積み上がらないと上がらないということはそういうことであり、日経平均レバレッジなどの空売りがし難くなっているので日経平均は上値も限られることになるだろう。そろそろ日経平均の定期銘柄入替も話題になってくるのではないかと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。