日経平均 28,048.94 円 △ 370.73 円
≪東証一部≫
売買高 13億5,677万株
売買代金 3兆1984億8100万円
値上り銘柄数 1,746 銘柄
値下り銘柄数 358 銘柄
騰落レシオ(25日) 100.05 %
為替 1ドル=111.91 円
☆ 市況概況 ☆
売り一巡から大幅高
米国株が堅調となったことやオプションSQ(特別清算指数)算出に絡む買いもあって寄り付きから買い先行、大幅高の始まりとなった。寄り付きの買いが一巡となった後も週末の持ち高調整の買戻しなどもあって、指数に影響の大きな銘柄が買われ、日経平均は大幅高となった。米国金利の上昇などが見られたが、特に問題視するということでもなく大きな上昇となった。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが手仕舞い売りも見られた。後場に入ると上値の重い展開となり、上値の重さを嫌気するように手仕舞い売りが優勢となり上げ幅を縮小となった。それでも節目とみられる28,000円を意識するところでは下げ渋り、何とか28,000円台をキープして終えた。底入れ感が出たというよりは持高調整の売りが一巡となったということだろう。
小型銘柄も総じて堅調で大きく上昇するものも見られた。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られたが、指数を方向付けるような断続的な動きも見られず、持高調整の売りも一巡となったという感じだった。
今度は指数に影響の大きな銘柄が大きく買われ、指数を押し上げる形となった。持高調整の売りが一巡となったことで空売りの買戻しなども入ったということだろう。こうした動きは一過性なのか、相場が変わったのかということだが、いずれにしても上値は重くなると思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
雲を抜けそうで抜けないという感じだ。雲のねじれの日柄でもあり、ここで方向が決まることになりそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
今度は香港市場が安くても反応はなく、米国金利の上昇が見られても売り急ぐとうこともなかった。オプションSQで相場が変ったということなのかもしれず、持高調整の売り買いが一巡となってくるのだろう。ここからはさらに方向感が見えてくるのではないかと思う。
来週初めの動きで方向が決まりそうな感じだ。底値模索での保ち合い相場で割安銘柄は買い直されるものの、割高感が強い銘柄は売られ、指数は上がりきらず、下がり切らずということになるのではないかと思う。中間決算の動向が見えて、ファンド筋などの方向が見えてくればしっかりと方向がでるのだろう。
10月中旬で方向が決まるということもあり、また、下落の中休みとなる時期でもあり、米国の雇用統計の発表で振らされて、方向感が見えてくるのではないかと思う。業績面を素直に株価に織り込みに行くということで買われすぎ銘柄が売られ、売られすぎ銘柄が買われるということになるのだろう。
日経平均としてはまだ下値模索となる可能性もあるが、7月、8月のような保ち合いとなるのではないかと思う。買われすぎ銘柄はまだまだ下値余地もあるし、売られすぎ銘柄はまだまだ上値余地もあり、水準訂正が続くのだと思う。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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