日経平均 29,609.97 円 △ 332.11 円
≪東証一部≫
売買高 13億2,145万株
売買代金 2兆9426億7700万円
値上り銘柄数 1,698 銘柄
値下り銘柄数 421 銘柄
騰落レシオ(25日) 99.22 %
為替 1ドル=114.23 円
☆ 市況概況 ☆
米国株はまちまちだが、週末の買戻しもあって大幅高
米国株はまちまちだったが、調整一巡感から買われた。オプションSQ(特別清算指数)算出に伴う買いも入り買い先行で始まった後も週末の買戻しや好決算銘柄の買い直しなどが入り大幅高となった。さすがに29,500円を超えて来ると上値も重くなるが売り急ぐ動きは見られず値持ちの良い展開となった。
昼の時間帯には手仕舞い売りも見られ、後場に入ると指数の上値は重くなったが、堅調な地合いは続き指数は小動きながらも値持ちの良いものが目立った。週末の買戻しも入っていたものと思われるが、好調な決算を発表しながら買われなかった銘柄なども堅調だった。最後は買戻しも入り高値圏での引けとなった。
小型銘柄も値動きの軽さを好感して買われるものなどもあり総じて堅調だった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった買いが入るということでもなかったが、まとまった売りが出ないことで値持ちは良く、値持ちが良いことで買戻しも入るという状況だった。
インフレ懸念が特に取りざたされるということでもなく、経済対策も示されたことで売り急ぐ動きがないという感じだ。いったん29,000円を意識するところまで下落したことで逆に底堅さが確認されたということだろう。後は29,500円台固めとなるか、29,500円を超えると買えないということになるのかが注目される。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均 雲や25日移動平均線を意識して反発となった。上値の重い展開となっており、まだまだ雲や25日移動平均線のサポートを確認する場面もあるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
堅調な展開となったが、特に是といって何が買われているということでもなく、特に買い上がる材料もないなかで総じて堅調となった。売り一巡感が出たことや改めて好調な決算に反応する動き、そして目先の需給での買戻しも交えて総じて堅調となった。
個々から先を買い上がるような材料もなく指数に影響の大きな銘柄には買われ過ぎ感が出るところでもあり、指数を下支えするように割安銘柄が買われても日経平均の上値の重さを嫌気することもありそうだ。指数よりも個別銘柄の動きに注目だろう。
日本でもインフレの影響というか商品相場の影響が取り沙汰されてきそうだ。デフレ脱却ということになれば良いのだが、そうなると今度は金融緩和の終了が取り沙汰されることになるのだろうから、もう少し企業業績が上向くまでは買えないものもおいいだろう。
インフレ懸念がスタグフレーション懸念となるのかどうか、政府の経済対策頼みという面もあり、実際に企業業績の向上がみられるかどうかということになる。企業業績がさらに上向く必要もあり、日経平均の高値追いにはもっと時間がかかるだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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