メジャーリーグ(MLB)のエンゼルスで活躍する大谷翔平選手が、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのアンバサダーに就任したことがわかった。17日、FTXが発表した。

大谷翔平
(画像=Shutterstock)

大谷選手は今後、FTXのブランドを高めるために様々な面で協力していくという。その活動の一環として、大谷選手の報酬は暗号資産(仮想通貨)およびFTXの株式で支払われるという。

なお、具体的な金額や支払いで使用する暗号資産については言及されていない。

FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏はリリースで、「我々はデジタル資産のエコシステムとより大きな金融の世界に革命を起こしている企業として、それぞれの分野でリーダーになるという我々の目的とコミットすするパートナーを探している」とコメント。

さらに米CNNのインタビューでは、今シーズンの大谷選手の活躍を引き合いに出し、「私たちはフィンテックや金融アプリのあり方について、同じように革命的なインパクトを与えたい」と述べ、今回のパートナーシップを歓迎した。

なおCNNによると、大谷選手はFTXへ出資も行っているという。出資比率に関しても明らかになっていない。

大谷選手はプロ野球選手としては極めて異例な投手と打者どちらでも出場する「二刀流」の選手として、今シーズン見事な活躍ぶりを見せた。惜しくも本塁打王や投手としての二桁勝利などは逃したが、世界最高峰の選手が集まるメジャーリーグでの圧倒的な活躍が評価され、様々な賞を受賞している。

日本時間19日午前8時30分頃からはア・リーグの最優秀選手(MVP)発表が控えており、大谷選手は最有力候補と目されている。

FTXは今年に入りプロモーション活動に注力している。

メジャーリーグとのパートナーシップのほか、米プロバスケットボール(NBA)のマイアミ・ヒートのホームスタジアムの命名権を取得し、「FTXアリーナ」と改称するなど、確実に世間への露出は増加している。

また、大谷選手と同様、NFLのスター選手であるTom Brady氏と、妻でモデルのGisele Bundchen氏をアンバサダーとして迎え入れている。(提供:月刊暗号資産