Chainlink Labs(チェーンリンクラボ)が、Googleの元CEOであるEric Schmidt氏を戦略アドバイザーとして迎えたことが明らかになった。7日、Chainlinkのプレスリリースを通じて発表された。
Chainlink Labsはブロックチェーン上に外部からのデータを繋げるオラクルネットワークを手がけていることで知られている。
オラクルネットワークを活用することで、現実世界のデータをブロックチェーンに集約することが可能となる。これにより、現実世界のデータに連動してスマートコントラクトを作動させられるようになる。
現在、Chainlinkはスマートコントラクトやアプリケーションに保存された800億ドル(約9兆900億円)以上の資産価値を運用している。
Schmidt氏は2001年から2011年までの間、GoogleのCEOを務めた経歴がある。同氏のリーダーシップのもとで、Googleはスタートアップ企業から世界最大のテクノロジー企業になるほどに成長したと言える。
また、同氏がCEOを務めた間にGoogleはGmailやGoogle Maps、Chromeなどといったサービスをローンチしたという実績もある。
Chainlinkの共同創設者であるSergey Nazarov氏は、同社のプレスリリースで次のようにコメントを残した。
「ブロックチェーンネットワークとChainlinkのオラクルは、今後の成長と受け入れに置いて重要な地点に差しかかっている。次世代のイノベーションのための国際ソフトウェア・プラットフォームを開発するにあたり、Schmidt氏の経験や洞察力は非常に価値の高いものとなる。同時に、開発者や組織を経済的公平性や透明性の新時代に先導する助けになる」
Schmidt氏は、「Chainlinkはスマートコントラクトプラットフォームの潜在能力を開花させ、ビジネスや社会を革新させる秘密の鍵だ」とコメントしている。(提供:月刊暗号資産)