ブロックチェーンを用いたメタバースおよびNFT(非代替性トークン)関連事業等を手がけるNOBORDER.z FZE社は12日、人気コミックス「ULTRAMAN(ウルトラマン)」のNFTゲーム化およびメタバース展開を発表した。

ULTRAMAN
(画像=月刊暗号資産)

今回の取り組みは、NOBORDER.z社が手がけるメタバース対応型のNFTトレーディングカードゲーム「NFT DUEL」を通じて行われる。ULTRAMANのNFTは12日に発表され、NFT DUELでプレイすることができる第1弾NFTタイトルとしてリリースされるという。

NOBORDER.z社は、NFTが2021年後半から所有権の透明化、鑑賞、売買を行うだけでなく、ゲームで使えるものや、メタバースのアバターなど「使用用途」を持つものとして世界的に注目が集めているとプレスリリースで指摘する。そうした背景をもとに、192ヶ国以上にファンベースを築いているULTRAMANが先陣を切ってメタバースNFTゲームに進出することは、世界の市場から大きく注目を集めていると説明した。

なお、一連のNFTの販売はNOBORDER.z社が手がけるNFTマーケットプレイス「XANALIA(ザナリア)」より発売される。さらに、同社が開発するメタバース『XANA(ザナ)』においてもアバターをはじめ様々な展開を予定しているとしており、NFTの詳細、購入方法に関しては近日公開される公式サイトおよびTwitterにて発表されるという。

今回発表された取り組みの主軸であるULTRAMANは、円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ「ウルトラマン」で描かれた世界から数十年後(アニメ版では「十数年後」)を舞台とする作品。全世界で11ヶ国語に翻訳され、総発行部数は400万部以上にのぼるという。

2019年4月よりNetflixにてフル3DCGアニメが192カ国に世界同時独占配信されたほか、Netflix による「What’s Hot? 2019:最も観られたアニメTOP10(日本)」で1位を獲得。すでにシーズン2の製作も決定しており、2022年春に全世界同時独占配信を予定するなど、国際的な人気を誇る。

また、「XANALIA(ザナリア)」は7月に世界取引高ランキング8位を記録したBinance Smart Chain(BSC)を用いたNFTマーケットプレイスだ。今年3月にローンチし、わずか1ヶ月で希薄化後潜在時価総額は14億ドル(約1,650億円)を超えたという。(提供:月刊暗号資産