イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド、FENDI(フェンディ)の日本法人は17日、フランスの暗号資産(仮想通貨)ウォレットメーカーLedger社とコラボし、2種類のハードウェアウォレットアクセサリーを発表した。

FENDI、Ledgerのハードウェアウォレットに対応したアクセサリーを発表
(画像=月刊暗号資産)

Ledger社のBluetooth対応ハードウェアウォレットLedger Nano XのシリーズにFENDIデザインをラインアップ。デザインはSilvia Venturini Fendi(Silvia Fendi)が手掛けた。

今回発表されたデザインのうち、1つはFENDIのシグネチャーバッグ「Baguette(バゲット)」をミニサイズにしたデザインで、長方形のシルエットにエンボス加工のリベットとバックルのディティールを備えており、光沢のあるアルミニウム製のケースとなっている。バッグのように開くと、Ledger Nano Xをぴったりと収納することができる。

FENDI、Ledgerのハードウェアウォレットに対応したアクセサリーを発表
(画像=月刊暗号資産)

もう1つは、ジュエリーラインFENDI O’Lock(フェンディ オーロック)のFFフレームがエンボス加工された立体的なカプセル型が特徴のケース。ワンタッチで開閉できるヒンジがついている。

どちらのタイプもバッグやベルトに取り付けることのできる回転式スナップフックと、首かけやクロスボディで持つためのトグル付きストラップがついている。今後、ゴールドメッキや人工ダイヤモンドのキュービックジルコニア、レザーテイストなどのデザインも新たに加わる予定だ。

FENDI、Ledgerのハードウェアウォレットに対応したアクセサリーを発表
(画像=月刊暗号資産)

「FENDIはイノベーションとクラフツマンシップの代名詞です。フェンディは、近未来のためのフィジカルとバーチャルのラグジュアリーの架け橋となることを目指します。FENDIコードをLedger社の革新的なデバイスに適用することは、FENDIにとってエキサイティングなことです」とSilvia Fendiは述べた。

Ledger社CEOのイアン・ロジャース(Ian Rogers)は、「Ledgerは暗号資産やNFTなどのデジタル資産をハッカーやサイバー犯罪などから守る、世界で最も安全なハードウェアウォレットです。FENDIはそれを美しくエレガントにすることで、新たなステージへと導いてくれました。個人がLedgerをどのように持つかは、その中身と同様、その人のオリジナリティを表現します。それをFENDIは理解してくれています」と述べた。

これらのアクセサリーは6月から発売予定。価格については公表されていない。

Ledger社は2014年にパリで創業されたハードウェアウォレット界のメジャー企業だ。同社の評価額は15億ドル(約1,720億円)と、成長を続けている。(提供:月刊暗号資産