Twitterは21日、アカウントのアイコンをNFT(非代替性トークン)で設定できる機能を追加した。
現時点で同機能を利用できるのは定額サービス「Twitter Blue」に申し込んでいるユーザーのみとなる。
NFTのプロフィール画像を設定すると、Twitterアカウントとウォレットアドレスを関連付けることができるようになる。現在はイーサリアム・ブロックチェーン上で生成されたNFTのみをサポートしている。対応している暗号資産ウォレットは「Coinbase Wallet」「Ledger Live」「MetaMask」「Rainbow」「Trust Wallet」だ。
Twitterはリリースで、「認証されたNFTは、アバターが表示される全ての面に六角形として表示される。この新機能は、NFTの主要なマーケットであるOpenSeaのAPIを利用している」と説明。 同社の広報担当者によると、NFT機能に関するフィードバックを得て、必要に応じてアップデートを追加するため、当面はTwitter Blueの加入者に限定して提供するとのことだ。
Twitter上でアクティブに活動する暗号資産ユーザーも多いため、今回の新機能はTwitter Blueの加入者数を増加させる可能性があるだろう。
なお、NFTやメタバースに(仮想空間)を取り込んだサービスに取り組む企業はTwitterだけではない。
昨年、社名を変更したMeta(旧Facebook)は、独自のNFTマーケットプレイスを展開する準備をしていると報じられている。
Financial Times(FT)の報道によると、ユーザーがFacebookやInstagramのプロフィールでNFTを表示できる機能を検討中だという。
多くのユーザーを抱えるこれらのSNSでNFTに対応した機能が追加されれば、さらに認知が拡大することになるだろう。
NFTはブロックチェーンを用いて所有権を証明する役割を果たすものだ。昨年、世界的なブームとなり今や大企業の参入も珍しくない状況となっている。
またメタバースも、これから成長を見せると見込まれている分野として急激に注目を集めている。国内においても先日、大日本印刷(DNP)がブロックチェーン関連企業のGaudiyと提携し、メタバース関連事業の創出を目指す意向を示した。(提供:月刊暗号資産)