国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは14日、暗号資産NEM(ネム:XEM)の大型アップデートを通じてローンチされたSymbol(シンボル:XYM)の付与日を発表した。

コインチェックの発表によると、付与日は2月16日。スナップショット時点(2021年3月12日13:26)でコインチェックのアカウントにおいてNEMを保有していたユーザーにXYMの付与を行う。付与時点で通常通りコインチェックのサービスを利用することができるユーザーが対象としている。

コインチェック、シンボル(XYM)の付与日を発表
(画像=月刊暗号資産)

また併せて、コインチェックの貸し暗号資産サービスである「Coincheck貸暗号資産サービス」において、XYMの取扱いを開始することも発表された。

募集貸付プランは「14日間(年率1.0%)」「30日間(年率2.0%)」「90日間(年率3.0%)」となっている。最低貸付数量は1万円相当のXYMからだ。

なお、今回の発表では販売所や取引所サービスでの取扱いについては言及されていない。そのため、「Coincheck貸暗号資産サービス」のほか、XYMの送金のみが可能となっている。

Symbolは昨年3月にローンチされ、オプトイン申請を行ったユーザーに対し、同ブロックチェーン上で発行されるXYMが付与された。

国内においては、オプトインに参加する意向を示していた暗号資産取引所にNEMを預け入れていたユーザーもXYMを受け取る権利を取得したものの、各取引所の対応によっては付与に関する対応に差が生まれていた。国内暗号資産取引所で最初にXYMの付与および入出金対応を行ったのはZaifで、その後、徐々に他取引所が追随した。

今回、多くの国内ユーザーを有するコインチェックがXYMの具体的な付与に関する発表を行ったことで、安堵したユーザーも多いものとみられる。

また、昨年コインチェックと同時期にXYMの付与について対応方針を発表したbitFlyerは、今年3月中に付与を行う予定としており、詳細については確定し次第通知するとしている。(提供:月刊暗号資産