リヒテンシュタイン公爵家の戦略に沿った高度な分散投資 ―― プリンスリー・ストラテジーとは
(画像=PIXTA、ZUU online)

LGTはリヒテンシュタイン公爵家のファミリーオフィスであり、公爵家が所有する世界最大規模のプライベートバンキングおよびアセットマネジメントグループだ。今では、世界20カ所以上の拠点に3,900人以上の従業員を擁する。

第3回では、同社の資産管理の考え方(捉え方)を紹介してきた。第4回では、LGTが超富裕層に提供する資産運用サービスの詳細、ポートフォリオの具体的な中身などを解説する。前回に引き続き、LGTウェルスマネジメント信託株式会社の代表取締役会長、プライベートバンキングジャパンCEOに任命された永倉義孝氏に話を聞いた。

永倉 義孝(ながくら よしたか)
LGTウェルスマネジメント信託株式会社 代表取締役会長、プライベートバンキングジャパンCEO。LGTの日本におけるウェルスマネジメント事業を統括。LGT入社前は、クレディ・スイス、ドイツ銀行、三菱UFJ銀行などで、プライベートバンキング業界の数々の業務に携わる。日本の金融業界における経験は25年以上にのぼり、長年の経験と日本市場に対する独自の洞察により、LGT独自の総合的な顧客サービスの確立に寄与。

目次

  1. リヒテンシュタイン公爵家のための資産運用ストラテジーに“同乗”できる
  2. プリンスリー・ストラテジー・クラシック型の基本ポートフォリオ
  3. プライベート市場を組み込んだほうが効率的な運用ができる
  4. 過去5年間のシャープ・レシオは驚異の1.41
  5. 長期的な視点と覚悟を持って東京オフィスを開設