楽天グループは22日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスおよび販売プラットフォームの「Rakuten NFT」で、ビームスとNFTコンテンツ発売に向けて合意したと発表した。ビームスは20年以上に渡り展開しているアート、ファッションなど様々なコンテンツをNFTにする。ビームス独自のカルチャー領域の活性化を推進していく。

楽天、Rakuten NFTで「ビームスNFT」や「競馬NFT」を次々発表
(画像=月刊暗号資産)

ビームスのNFT開発は、ビームスが新しく設立した「株式会社ビーアット」が担当する。同社は昨年1月、ビームスが出資し、デザイン会社のフロウプラロウとの合弁として、「全ての表現者が想像することによって生きていける社会」を目標に設立された。

実店舗を展開するビームスが次のステップに進むために参考としたのが、GAFAM(Google、Apple、Facebook=Meta、Amazon、Microsoft)だ。2010年から現地視察を行い研究を続けてきた。そして生まれたのがビーアットだ。今後、同社の元に集まったクリエイターと共にNFTコンテンツを手掛けていくことになる。

また、楽天は21日漫画家の黒鉄ヒロシ氏が描き下ろすイラストを含む、競馬をテーマとしたNFTコンテンツの販売をRakuten NFTで開始することも発表した。日刊スポーツNEWSで展開する黒鉄ヒロシ氏の競馬をテーマとしたイラストシリーズをNFT化し、販売を開始する。

同シリーズには、「ダービー」、「有馬記念」、「ジャパンカップ」などをテーマとした全部で9種類のNFTがラインアップされている。各パックには、「黒鉄ヒロシ氏が各レースをイメージして描き下ろしたオリジナルイラスト」や「レース時の日刊スポーツ紙面に掲載された各レースの出走表」、「レース結果の詳細の復刻記事」の3点からなるモーメント(画像や動画など)が含まれる。

日刊スポーツNEWSはデジタルに特化することを目的として、2021年4月に設立された。スポーツ、文化、芸能、レジャーなどの情報やコンテンツの提供における新たなチャンネルとして、今後も幅広いジャンルのNFTの提供を予定している。

楽天はRakuten NFTのサービスを開始する2月25日に、オンラインローンチイベント「#Rakuten_NFTはじまる」を開催する。オープンに向け、様々なNFTコンテンツの販売を加速させている。(提供:月刊暗号資産