富裕層がポートフォリオ構築を考えるとき、分散投資先としてよく挙がるのがヘッジファンドだ。第1回では、ヘッジファンドの特徴やメリット、デメリットなどを紹介した。
本来、ヘッジファンドの最低購入金額は数億円単位や10億円単位であることが多い。しかし、近年は小口化が進み、日本の証券会社経由でも世界的に著名なヘッジファンドに10万米ドル〜20万米ドル程度から投資できる場合がある。ある程度の資産規模の投資家にとっては、それなりに現実的な数字と言えるだろう。
第2回では、くにうみAI証券株式会社の取材協力のもと、10万米ドル〜20万米ドルでどのようなヘッジファンドを購入できるのか、過去の運用パフォーマンスと共に紹介していこう。くにうみAI証券髙橋文行執行役員に話を聞いた。
髙橋 文行(たかはし ふみゆき)
くにうみAI証券株式会社執行役員 オルタナティブ・インベストメントプロダクト部(AIP)部長。野村総合研究所(ニューヨーク勤務を含む)、モルガン・スタンレー証券、シティグループ証券(マネジング・ディレクター)、バークレイズ証券(マネージング・ディレクター)などを経て、独立系証券役員に就任。2021年4月にくにうみAI証券株式会社(元IS証券株式会社)に入社。