メルセデスAMGと英国パレス スケートボードの共同ブランディング「カプセルコレクション」第2弾の発売を記念した4台のスペシャルデザインモデルが初公開。ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京の4都市が持つコスモポリタンな雰囲気をそれぞれ1台ごとに表現
独メルセデスAMGは2022年3月21日、英国のスケートボードおよびストリートウェアのブランドとして名を馳せるパレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)との共同ブランディング「カプセルコレクション」第2弾の発売を記念した4台のスペシャルデザインモデルを発表した。
両ブランドのコラボは昨年、ニュルブルクリンク24時間レースの一環として実施され、共同デザインによる「カプセルコレクション」第1弾のテーマであるモータースポーツを強調したウェアやグッズ、さらにメルセデスAMG GT3のアートカーを発表して大きな注目を集めた。そしてコラボの第2弾となる今回は、サーキットを離れてストリートや大都市のライフスタイルに焦点を当て、パレスの旗艦店が立地するロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京の世界4主要都市が醸し出す雰囲気をヒントにスペシャルなデザインを手がける。ウェアやグッズとしては、23アイテムを製作。さらに、新コレクションを彩るモチーフをあしらった4台のアートカーを創出した。
パレスの創設者であるレヴ・タンジュ(Lev Tanju)氏とデザインチームがロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京の4都市が持つ雰囲気をイメージしてデザインし、独アファルターバッハに居を構えるAMGパフォーマンススタジオにおいて塗装とカスタマイズを実施したアートカーは、ロンドン版がメルセデスAMG A45S、ロサンゼルス版がメルセデスAMG SL63 4MATIC+、ニューヨーク版がメルセデスAMG GT63 4MATIC+、東京版がメルセデスAMG G63をベースモデルに据える。
各モデルの特徴を見ていこう。まずロンドン版のメルセデスAMG A45Sパレスエディション(PALACE Edition)は、“Tiger London(タイガーロンドン)”をテーマに、大胆な多色ペイント仕上げ、ボンネットにあしらったホワイトタイガーの大きな顔、ボディサイドの大型AMGエンブレムなどを採用。1960年代、1970年代、1980年代の英国のダイナミックで多彩なカスタムカーシーンを髣髴させるデザインを具現化した。
ロサンゼルス版のメルセデスAMG SL63 4MATIC+パレスエディションは、“Sunset LA(サンセットLA)”がテーマ。明るいイエローと深いレッドの間できらめくボディカラーで彩り、常夏のカリフォルニアをイメージした鮮やかな2+2ロードスターに仕立てた。
ニューヨーク版のメルセデスAMG GT63 4MATIC+パレスエディションは、“Neon Fade New York(ネオンフェード ニューヨーク)”をテーマに据え、ブラックからネオンイエローへと移ろうカラースキームを採用。ハドソン川に面した巨大都市のニューヨークの2つの側面、すなわち舗装の荒れた地域と明るい照明のきらめく地区が隣り合う、「眠らない街」ニューヨークの魅力的なコントラストを表現した。
そして東京版のメルセデスAMG G63パレスエディションは、“Space Horse Tokyo(スペースホース東京)”がテーマ。ボディサイドに宇宙空間を疾走する馬を描き、日本で人気が高いファンタジーの文化をオマージュしている。
なお、メルセデスAMGとパレスは、「カプセルコレクション」第2弾の発表を記念して、共同のキャンペーンを企画。「Affalterbach to the world(アファルターバッハから世界へ)」をテーマに、独自のイベントを実施する。日本の東京においては――、次の記事で詳細を報告しよう。
(提供:CAR and DRIVER)