2022年3月28日、米東部ペンシルベニア州の幹線道路で、大型トラックや乗用車など40台以上の玉突き事故が発生した。CNNが伝えたところによると、事故当時の現場は降雪で視界不良だった。約20人が病院に搬送され、少なくとも3人が死亡したという。ペンシルベニア州は筆者が暮らすニューヨーク州に隣接しているのだが、この時期に視界不良となるほどの雪が降るのは珍しいことである。筆者の知人からは異常気象を危惧する声も聞かれるが、天候というものは本当に分からないものだ。

米国,インフレ
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さて、分からないといえば、FRB(米連邦準備制度理事会)が公表した『経済見通し』も謎だらけである。ウォール街の市場関係者からは「FRBは本当にインフレを抑制する気があるのか?」と困惑する声も聞かれる。それでなくとも、FRBが利上げを開始したことで巨額債務の利払い問題や、増税もしくは歳出削減を迫られる可能性が浮上しているほか、為替市場では円の対ドルレートが6年7カ月ぶりの低水準に下落する場面も観測されている。

今回はFRBの『経済見通し』の謎を読み解きながら、その影響について考察したい。