メルセデス・ベンツが新しいプレミアムスモールバンの「Tクラス」を4月26日に世界初公開すると発表。合わせてフロントビューの先行画像を披露
独メルセデス・ベンツは2022年3月28日(現地時間)、新型車の「Tクラス(T Class)」を本年4月26日14時に特設サイトでオンライン公開すると発表。合わせて、フロントビューのティーザー画像を披露した。
新型Tクラスは、ファミリー層やレジャー志向のユーザーに向けたプレミアムなスモールバンを標榜。プラットフォームはルノー日産アライアンスのCMF-CDをベースとし、ルノー・カングーや日産タウンスターの兄弟車、またメルセデス・ベンツの商用バンの2代目シタン(Citan)および乗用車版のシタン・ツアラーの上級バージョンに位置する。さらに、昨年9月に公開されたEVミニバン「コンセプトEQT」の市販版と基本骨格を共用する内燃機関モデルというキャラクターも有しているようだ。
メルセデスはTクラスを「スポーティでエモーショナルなデザインや、広くて多様なアレンジが可能なインテリア、実用性に優れるスライドドア、そしてメルセデスならではの快適性やコネクティビティ、高品質、安全性を備えた、新しいプレミアムスモールバン」と解説。先行画像では、大型のスリーポインテッドスターエンブレムと3本のルーバーを配した大型フロントグリルや、LEDデイタイムランプを組み込んだシャープな造形のヘッドライト、厚みのあるバンパー、中央部を膨らませたボンネット、スクエア基調のフォルムなどが確認できる。日本市場への導入は現在のところ未発表だが、もし発売されれば、かなりの人気モデルになることが予想される。
Writer:大貫直次郎
(提供:CAR and DRIVER)