米ソフトウェア企業のマイクロストラテジー(MicroStrategy)の子会社が、4,167BTCを1億9,100万ドル(約236億6,600万円)で購入したことが明らかになった。5日、同社が発表した。

米マイクロストラテジー、約236億円相当のビットコインを買い増し
(画像=月刊暗号資産)

今回の買い増しの発表を受け、ビットコイン価格は一時4万7,000ドル(約582万円)台に到達した。

マイクロストラテジーは以前からビットコインの購入を行なっている企業として知られ、上場企業の中ではビットコインの保有量が最多である。

また、今回の買い増しを行なったのは子会社の「MacroStrategy」であった。資料によると、ビットコインの買い増しは2月15日から4月4日にかけて行われた。なお、同社は2月前半にはビットコインを一切購入していなかったという。

今回の買い増しを経て、同社が保有するビットコインは2月時点での12万5,051BTCから12万9,218BTCとなった。これまでの購入総額はおよそ40億ドル(約4,956億円)にも上る。

なお、今回のビットコインの平均購入価格は4万5,714ドル(約566万円)で、全体の平均購入価は30,700ドル(約380万円)に上がったことも発表された。

マイクロストラテジーは今回、現金でビットコインを購入したことも発表している。金融サービス企業BTIGで株式リサーチアナリストを務めるMark Palmer氏は、この現金は同社がSilvergate銀行から借り入れたローンから充てられたものだと推測している。融資が行われたのは先月29日で、マイクロストラテジーはビットコインを担保として2億ドル(約247億円)を借り入れたと報道されていた。

また、同社は当時「融資金をさらなるビットコインの買い増しに使用したい」とコメントを残している。

マイクロストラテジー社のCEOを務めるMichael Saylor氏は、あらゆる場面で同社がビットコインを売却する計画はなく、あくまでも長期保有する計画であると発言してきた。(提供:月刊暗号資産