この記事は2022年4月13日に「月刊暗号資産」で公開された「ステーブルコイン・USDC発行のCircle、ブラックロックらから約500億円調達 」を一部編集し、転載したものです。
米ドルに裏付けられたステーブルコイン・USDCを発行するサークル(Circle)は12日、米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)らから4億ドル(約504億円)の資金調達を行うと発表した。この資金調達は第2四半期(4月〜6月)に完了する予定だ。
今回の資金調達にはブラックロックのほかに、Fidelity Management and Research、Marshall Wace LLP、Fin Capitalが参加する。調達した資金はサークルの戦略的成長を促進するために用いるとしている。
なお、今回の資金調達を通じて、ブラックロックがサークルの企業戦略投資やUSDCにおける準備金の主要資産管理者としての役割を担うなど、広範な戦略的パートナーシップを締結したことも併せて発表された。
サークルの共同創業者兼CEOのジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏は、「今回の資金調達は、サークルの次の成長を後押しするものだ」とコメント。さらに、「ブラックロックが当社の戦略的投資家として加わったことは非常に喜ばしいことだ。私たちはこのパートナーシップをさらに発展させることを楽しみにしている」と語った。
サークルが発行するUSDCは2018年9月にローンチされて以降、着々と成長している。
記事執筆時点で時価総額は506億ドル(約6兆3,860億円)にのぼり、時価総額順位5位に位置している。テザー(USDT)に次ぐステーブルコインとして、多くの需要を集めている格好だ。(提供:月刊暗号資産)