この記事は2022年4月27日に「月刊暗号資産」で公開された「米マイクロストラテジー、確定拠出年金でビットコイン投資を提供へ 」を一部編集し、転載したものです。
米マイクロストラテジー(MicroStrategy)社が26日、フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)社の401(k)プランを活用して同社の従業員にビットコインに投資する選択肢を提供すると発表した。同社のCEOであるMichael Saylor氏が同日、Twitterを通じて明らかにした。
フィデリティ・インベストメンツは金融関連サービスを提供する大手企業で、2万3,000の企業に米国の確定拠出型企業年金に当たる401(k) プランを提供している。また、同社の401(k) プランを通じてビットコインに投資できるプランは26日にローンチしたばかりだ。
マイクロストラテジーがフィデリティのサービスを利用することも同時に明らかになっているが、実際に401(k)プランでビットコイン投資ができるようになるのは今年中旬からになる予定だという。
Saylor氏は、Twitterに「同社が企業の中でビットコインのパイオニアであり続けるとともに、社員の401(k)プランのポートフォリオの一部としてビットコインに投資する選択肢を提供する」と投稿した。
同社は、現時点の上場企業の中でもビットコイン保有量が最も多い企業として知られている。実際、4月にも4,157BTCを買い増ししたばかりで、同社が保有するビットコインは全部で129,218BTC(約6,465億円相当)に上る。
今回の発表で、フィデリティ・インベストメンツの退職金提供責任者を務めるDave Gray氏は「401(k)プランを採用する企業の中でも、従業員が暗号資産に投資するための手段を追加したいという企業や、長期的な投資戦略の中に暗号資産を組み込みたいという個人が増えている」とコメントを残した。(提供:月刊暗号資産)