SUBARU BRZ・S 価格:6MT 326万7,000円/6SAT 347万2,000円 試乗記

究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
SUBARU・BRZ・S BRZのコーナリングはスムーズな印象 リアのスタビリティとフロントの応答性が見事にバランス

新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ。乗りやすい

BRZは、ご存じのとおりGR86との一卵性兄弟モデル。SUBARU(スバル)の基本ユニットにトヨタの直噴システムを組み合わせた水平対向4気筒DOHC16Vを搭載した低重心設計のFRスポーツである。フロントマスクなどに独自ディテールを採用するものの、全体的な雰囲気がGR86と似ているのは当然といえば当然。

ハードウエア上の最大の見どころは、ボクサーユニットが2リッターから2.4リッターに拡大された点だ。
アクセル操作に対するスロットル開度の特性に、GR86とは一部異なるチューニングが与えられているものの、基本的な動力性能は共通。旧型と比べると大幅にトルクが太くなりパフォーマンスが向上した。MT仕様では街乗りシーンでの「1速飛ばし」のシフトアップが容易になった。AT仕様でも本格スポーツモデルにふさわしい、骨太な加速感が得られるようになっている。

究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
BRZは「誰もが楽しめる究極のFRスポーツ」が開発テーマ ボディカラーは全7色 写真のWRブルーはBRZ専用
究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
新型の2.4リッターユニットは実用域のトルク向上と高回転域のパンチ力が印象的 MTの0〜100km/h加速タイムは6.3秒
究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
BRZのアルミはマットグレー仕上げ Sは18インチ標準 タイヤはミシュラン製

コントローラブルでしなやかな足回り。GR86とはひと味違う

サーキットで乗り比べると、BRZのハンドリングはターンイン時のノーズの動きがややマイルド。加えてコーナー中盤から脱出シーンにかけてのリアタイヤのグリップ感がGR86を一段上回る。
それ以上にBRZの個性が明快なのは、一般路上での乗り味。路面の凹凸を律儀に拾い、ときに少々荒っぽく感じられるGR86に対して、BRZはワンランク落ち着いた印象。角張ったショックを上手にいなして伝える。
開発陣の狙いどころが微妙に異なる点は、興味深い。

究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
BRZのインテリア基調色はブラックのみ 低い着座ポジションがスポーツカーらしい 乗り心地は良好
究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
シートはしっかりとした座り心地 従来比フレーム取り付け剛性アップ
究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
液晶メーターは走行モードに合わせて表示が変化 見やすい意匠

SUBARU BRZ主要諸元

究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ

グレード=S
価格=6MT 326万7,000円/6SAT 347万2,000円
全長×全幅×全高=4,265×1,775×1,310mm
ホイールベース=2,575mm
トレッド=フロント:1,520×リア:1,550(AT1,290)mm
車重=1,270kg
エンジン=2,387cc水平対向4DOHC16V(プレミアム仕様)
最高出力=1,73kW(235ps)/7,000rpm
最大トルク=250Nm(25.5kgm)/3,700rpm
WLTCモード燃費=11.9(AT11.7)km/リッター(燃料タンク容量50リッター)
「市街地/郊外/高速道路:8.0/12.8/14.2(AT7.2/12.7/14.9)km/リッター」
サスペンション=フロント:ストラット/リア:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=215/40R18+アルミ
駆動方式=FR
乗車定員=4名
最小回転半径=5.4m

究極のFRを目指したSUBARU・BRZ。新型2.4リッター・ボクサーは大幅にトルクアップ
Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦+SUBARU

(提供:CAR and DRIVER