この記事は2022年5月11日に「月刊暗号資産」で公開された「ドン・キホーテ、小売業界初となるNFT配布キャンペーン実施へ」を一部編集し、転載したものです。


ビットコイン
(画像=PIXTA)

総合ディスカウントストアであるドン・キホーテなどを展開する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは10日、MEGA ドン・キホーテ渋谷本店のオープン5周年を記念し、NFT(非代替性トークン) 配布キャンペーンを実施すると発表した。同社によれば、NFTの配布キャンペーンを行うのは小売業として初だという。

配布するNFTは、ドン・キホーテの公式キャラクターである「ドンペン」をモチーフにしたものになる。キャンペーンでは、このドンペンの5周年限定イラストをNFT化した「渋谷ドンペン」が配布される。NFTは555個発行され、参加条件を満たしたユーザーに対して無料で配られる予定だ。

渋谷ドンペン」のNFT 引用元:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
(画像=パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)
「渋谷ドンペン」のNFT

対象となるのは、「majica」アプリ会員かつ、MEGAドン・キホーテ渋谷本店における1回の会計で税込5,000円以上購入した方となる。先着での配布になるため、注意が必要だ。

NFTの受け取りは1人1日1回となっており、キャンペーン期間は5月12日9時から5月15日23時59分まで。受け取り期間は5月12日9時から5月16日23時59分となっている。

なお、NFTの配布はGMOグループ傘下のNFTマーケットプレイス「Adam by GMO」において行われるとのこと。そのため、事前にAdam by GMOのアカウントを開設しておく必要がある。

Adam by GMOは11日、出品者がユーザーに無料でNFTを配布することができるエアドロップ機能を追加したと発表した。

今回のドン・キホーテによるNFT配布キャンペーンは、このエアドロップ機能を活用した最初の事例となる。

Adam by GMOは機能追加について、「海外のNFTマーケットにおいては、ファンコミュニティの形成・活性化やNFT保有のメリットを高める手段として、出品者が『エアドロップ』機能を活用してNFT保有者への継続的なアプローチを行うことが一般的となっています」と説明。

その上で、「すべての人に最高のNFT”をお届けし、クリエイター・アーティスト・コンテンツホルダーとファンの笑顔をつなぐことをミッションとする『Adam by GMO』においても、NFT出品者の皆様がファンの方とのコミュニケーションをより深め、活性化するための手段としてご利用いただきたいという思いから今回の機能追加に至りました」と述べている。

エアドロップ機能の活用シーンとしては、ファンクラブ会員や定期購読者への特典や、SNSを活用したPRやキャンペーン施策、そして特定のNFT保有者へ追加のNFTをプレゼントすることなどを想定しているようだ。(提供:月刊暗号資産