この記事は2022年5月25日に「月刊暗号資産」で公開された「日本初、NFT会員権を用いたバー「CryptoBar P2P」が銀座にオープン」を一部編集し、転載したものです。
CryptoBar P2P(クリプトバーピアツーピア)は25日、「クリプトの文化と技術を愛する人のための大人の隠れ家」をコンセプトにしたバーを今月8日に東京・銀座でオープンしたと発表した。
店名は「CryptoBar P2P」で、日本初となるNFT(非代替性トークン)を会員権としたバーだという。
CryptoBar P2Pは、「ブロックチェーン」「NFT」「Web3.0」といったワードが紙面を飾らない日はないと述べたものの、一般的に暗号資産というワードには危険で怪しいといったイメージが根強く、クリプトに関する話を表向きには行いにくい側面もあると指摘する。また、最先端領域であるが故にまだ参入人口が少なく、クリプトという共通言語で話すことができる人をリアル空間では見つけにくいのが現状だと説明する。
こうした背景を踏まえ、「Cryptoの文化と技術を愛する人のための大人の隠れ家」をコンセプトに、リアル空間上でクリプトという共通の趣味を持った人が集まるコンセプトバーをオープンしたという。
今後、クリプトという旗印のもとに様々な分野のスペシャリストが集まるよう、CryptoBar P2Pでは様々な仕掛けを用意していると述べた。
CryptoBar P2Pは、前述したNFT会員権を所有しているユーザーのみが入店できる点が特徴だ。NFT会員権を公式サイトで発行した人、またはその同伴者、もしくは店頭でビットコイン(BTC)のLightning決済やイーサリアム(ETH)等の暗号資産で送金を行える人のみ入店することができる。
この仕組みは、店舗に入るために技術的なハードルを設けることで、自然とクリプトに一定以上の知識や興味を持った人が集まるためのものだという。また、NFTや暗号資産決済を社会実装するための実験的な試みでもあるとしている。
さらに、CryptoBar P2Pでは暗号資産決済にのみ対応するという点も特徴だ。
有料オプションとして、セラーに入ったドリンクや追加のフードも用意しており、これらの購入は暗号資産決済にのみ対応する。支払い通貨はイーサリアムやビットコインのLightning決済の他、WETH、USDコイン(USDC)、テザー(USDT)など、多数のコインに対応しているという。
今後は要望に応じ、バイナンスコイン(BNB)やソラナ(SOL)など対応通貨を増やしていく予定だ。(提供:月刊暗号資産)