この記事は2022年6月10日に「月刊暗号資産」で公開された「ディセントランドに「バーチャル蒸留所」がオープン」を一部編集し、転載したものです。


通勤,スマホ
(画像=hanahal/PIXTA)

米国のバーボンウィスキー蒸留所Angel’s Envyが、ディセントランド(Decentraland)のメタバース空間でバーチャル蒸留所をオープンすることを発表した。

バーチャル蒸留所は「ANGEL’S ENVY Meta Distillery」という蒸留所となっており、14日から20日まで設置される。

Angel’s Envyは米国ケンタッキー州でブランドホーム拡張を公開しており、今回のメタバース上のバーチャル蒸留所は、ブランドホームを拡張して行われるものだという。ディセントランドのメタバースで設置される「ANGEL’S ENVY Meta Distillery」では、蒸留酒製造ツアーやバーボンの製造体験、カクテルチャレンジで様々なNFT(非代替性トークン)等の景品が獲得できるイベントを開催する予定となっている。

「ANGEL’S ENVY Meta Distillery」はメタバース関連企業・Terrazero Technologies Incと提携して開発された。ディセントランド財団のパートナーシップ責任者であるアダム・デ・カタ(Adam de Cata)氏は「ANGEL’S ENVY Meta Distilleryが世界初のバーチャル蒸留所として設置されたことに対してとても嬉しく思っている」と発言したとともに、「このような現実世界での商品等が今後メタバース上で参加したり、祝ったりする新しい方法の1つとなるだろう」と述べた。

現実世界の商品がメタバース上の空間でどのように広がっていくのかについては依然として未知数な点が多いが、このような動きはメタバースの認知拡大および普及に向けて重要なものと言えるだろう。(提供:月刊暗号資産