この記事は2022年6月28日に「月刊暗号資産」で公開された「サミー、KADOKAWAら4社共同でNFTサービス開発・運営会社を設立」を一部編集し、転載したものです。


NFT
(画像=Romain TALON/stock.adobe.com)

サミー、KADOKAWA、グッドスマイルカンパニー、ウルトラスーパーピクチャーズの4社は27日、共同でNFT(非代替性トークン)サービスを企画、開発、運営する「株式会社O-DEN(オデン)」を設立したと発表した。

出資比率はサミーが68%、残り3社は10%を出資する。資本金は2億5,000万円で、サミー社取締役の德村憲一氏が代表取締役に就任する。

サミーは「nanakusa OEM & NFT Consulting」を通じ、オリジナルNFTデジタルコンテンツの販売を目指すことを昨年6月に発表していた。

アニメや漫画を原作とする斬新的パチンコ、パチスロなどの遊戯機器を数多く手掛けるサミー、出版や映像を中心とするIPコンテンツを数多く持つKADOKAWA、様々なクリエイターを支援するグッドスマイルカンパニー、アニメーション制作スタジオを数多く傘下に持つウルトラスーパーピクチャーズは、Web 3.0の世界に備え、NFTの可能性と将来性を最大限に活用するサービスを展開する。

4社の連携による強力なバックアップの元、オデンはNFTサービスを通じ、日本のIPコンテンツのサラナル価値創造を実現し、世界中の人々へ感動体験を提供していくという。

サミーではNFTについて、Web2.0時代に困難であった唯一無二であることの証明、所有権の主張を可能とし、各個人が保有するデータを管理するWeb3.0世界への移行を加速度的に促進できるものになると捉えているという。

サミーは昨年12月、NFTデジタルコンテンツを販売する「サミー商店NFT」をプレ・オープン。本年1月からNFTデジタルコレクション第一弾として、「ツインエンジェルNFTコレクションVol.1」の販売を開始し、3月には第二弾「ツインエンジェルNFTコレクションVol.2」を販売するなど、NFT事業へ注力する姿勢を見せていた。(提供:月刊暗号資産