この記事は2022年6月29日に「月刊暗号資産」で公開された「英サッカークラブ運営のWAGMI Unitedがアディダスと提携してNFTをリリースへ」を一部編集し、転載したものです。
英サッカークラブのオーナーであるWAGMI Unitedが27日、大手ファッションブランドであるadidas(アディダス)とパートナーシップ契約を締結し、NFT(非代替性トークン)コレクションをリリースすることを発表した。このNFTコレクションは7月6日にリリースされるという。
WAGMI Unitedは今年4月に買収したサッカー・イングランドプレミアリーグの下部組織EFLリーグ2に所属するクローリータウンFCの運営者だ。WAGMI UnitedはWeb3.0を活用した分散型チーム経営や運営を目指しながらデジタルコミュニティを形成し、将来的にはプレミアリーグに昇格することを目標としている。
今回、adidasと提携してリリースするNFTコレクションを保有することにより、クローリータウンFCへのアクセス権や、adidasが実際に作成したクラブグッズ等と交換できる特典が付与される予定となっている。
またユニークな点として、今後2シーズンでクラブが1部リーグへ昇格できなかった場合は、クラブの共同会長であるPreston Johnson氏とEben Smith氏を続投させるかどうかコミュニティの判断に委ねるなど、分散型組織として機能するような仕組みを用意しているようだ。
Johnson氏はリリースで、「私たちはクローリータウンFCをインターネットに接続できる人なら誰でもアクセスできるコミュニティクラブにしたい」とコメント。
さらに、「(今回の取り組みは)クラブの輝かしい125年の歴史において、次の章を書くための重要な決定をする上で、ファンが持つ本当の声を届けることを意味する。もしあなたが自分の好きなチームの運営方法について発言したいと思ったことがあるのであれば、これはチャンスだ。ここはあなたのクラブだ」と語った。(提供:月刊暗号資産)