この記事は2022年7月15日に「月刊暗号資産」で公開された「STEPN、第2四半期収益は約170億円と発表 GMTのバーンも実施へ」を一部編集し、転載したものです。
Move To Earn(動いて稼ぐ)ゲームであるSTEPN(ステップン)は12日、第2四半期(4月〜6月)の利益を公表し、1億2,250万ドル(約170億円)の利益を上げたと発表した。この数字は第1四半期の利益2,600万ドル(約36億円)と比較して約5倍の数字となる。
STEPNは今回の収益のうち5%を利用してGMTの買い戻しを行い、同時に償却(バーン)を行うプログラムを開始するとのことだ。また、資本準備金を現在のプラットフォームにおける機能改善やチームの強化に利用する予定だという。具体的には、セキュリティとサーバーの強化、アンチチートシステムであるSMACの改善、ブランディングに充てる。
なお、GMTの買い戻しとバーンについては急激な価格変動が引き起こさないようにするため、数週間程度を要する見込みとのことだ。
また、この買い戻しと償却の対象はデジタルスニーカーも対象となっている。現在多くのデジタルスニーカーがmint(作成)され、供給量が供給過多となることに対し懸念が広がっていることから、対応することとなった。すでにSTEPNでは63万足のデジタルスニーカーが発行されている状態で、今後ユーザー数を考慮しながら数量を調整していくことになる模様だ。
さらに、STEPNでは現在「第1のレルム(realm)」であるソラナ、「第2のレルム」であるBNBチェーンでプレイすることができるが、7月には「第3のレルム」としてイーサリアムを追加でリリースする予定とのことだ。
足元ではGMTに加え、デジタルスニーカーの価格下落も見られる。Move to Earn系のプロジェクトに対するユーザーの興味が薄れつつあることも指摘される中で、今後STEPNはどのようにプロジェクトを立て直すかに注目が集まる。(提供:月刊暗号資産)