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7月に入り、税務調査が本番を迎える。これまではコロナ禍で(税務調査が)控えられていたものの、いよいよ今年から本格化しそうだ。ある種の富裕層にとって頭の痛い季節がやってくる。

国税の調査を心配する富裕層

「周囲の富裕層も心配している。1,000万円の追徴課税を受けたという話も聞こえてきて震え上がっているみたい。自業自得だけどね」

都内在住の富裕層の男性は経営者仲間で集まった際に出た話について、このように明かす。富裕層たちの悩みの種は、以前行っていた「ギャラ飲み」や「パパ活」にからんで、国税当局から調査を受けるのではないかというもの。

ギャラ飲みとは、男性グループの飲み会に女性が同伴するサービスのこと。利用者は専用アプリを通じて登録している女性キャストに集合場所を指定、一緒に飲食して報酬を支払うというシステムだ。女性にとっては、飲み会に参加しておしゃべりをするだけで稼げるのが大きな魅力のようだ。パパ活は、女性が男性の食事や買い物に付き合い、その対価を受け取るといういわゆる「疑似デート」サービスである。

税務調査で「ギャラ飲み」の贈与税が調べられる

こうした男女のマッチングサービスは、すでに100億円近い市場になっているとの指摘もある。マッチングサービスの盛り上がりと上記のような富裕層の不安にはどのような関係があるのだろうか。