この記事は2022年7月19日に「月刊暗号資産」で公開された「FTX Japan、エンゼルスの大谷翔平選手が出演するテレビCMを放映開始」を一部編集し、転載したものです。


FTX
(画像=Nikita/stock.adobe.com)

国内暗号資産(仮想通貨)取引所FTX Japanは18日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が出演するテレビCMを関東エリアで放映開始すると発表した。

FTX JPは、「昨今、ニュースやSNSなどで何かと話題に上がることが多い暗号資産に対する認知度および人々の興味関心は確実に高まりつつありますが、実際に暗号資産取引を行った経験がある人の割合はまだまだ限定的です」と現状を指摘。

その上で、「今回のコマーシャルでは、2年連続でMLBオールスターに選抜された世界的スーパースターでありながら、日本人ファンの多くが身近な存在のように感じているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に出演していただきました。FTXのグローバル・アンバサダーとしても活躍する大谷翔平選手の存在を通じて、暗号資産取引および日本でサービス提供を開始したばかりのFTX JPをより多くの人に身近に感じてもらえると幸いです」と期待を語った。

最初のCM「誰かがやってればなぁ」編では、暗号資産を訝しむ若者が上を見上げると大谷選手が映る看板を目にする。すると大谷選手がウインクをし、その後、投球フォームに合わせ「暗号資産プラットフォーム FTX ついに日本上陸」というテロップが流れる構成となっている。

米暗号資産取引所大手FTXは昨年11月、大谷選手とグローバル・アンバサダー契約を結んでいる。FTXのCEOであるサム・バンクマンフリード(Sam Bankman-Fried)氏は発表の際、「ショウヘイは野球界において、短期間で超越した存在となり、デジタル資産へのサポートを組み合わせることでパートナーシップを結ぶことにつながった。野球界以外で、彼は世界のコミュニティを改善することにも情熱を持っています」と語っていた。

大谷選手は契約金を暗号資産と株式で受け取ることになっている。なお、契約額は明かされていない。

FTX Japanは先月初旬に日本向けサービスを開始した。今年4月に暗号資産取引業者Quoineの親会社であるLiquidグループを買収したことにより、FTXが日本進出を果たした形だ。現在はバンクマンフリード氏が暫定CEOを務めている。(提供:月刊暗号資産