この記事は2022年8月31日に「月刊暗号資産」で公開された「GaudiyとサンリオがWeb3.0領域で協業 キャラクターを活用したサービスを展開へ」を一部編集し、転載したものです。
ブロックチェーンを活用したファンエコノミー事業を行うGaudiy(ガウディ)は31日、サンリオと協業し、Web3.0領域のプロジェクトを開始したと発表した。
サンリオの保有するキャラクター資産と、Gaudiyが有するブロックチェーン技術に関する知見を連携し、2023年前半を目処にWeb3.0ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ ファンリンク)」を活用したキャラクターコミュニティサービスをグローバルに向けて提供するという。その上で、今後はGaudiyが新規開発するメタバース事業等との連携も検討していくようだ。
Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」をミッションとして掲げ、2018年の創業からブロックチェーンを中心とする先進技術を活用したコミュニティサービスを展開している。
一方のサンリオは1960年に創業し、「ハローキティ」をはじめとした 450種類以上のオリジナルIP(知的財産)を中心として、リテール、エンターテインメント、ライセンス事業を行っている。
また、Gaudiyは同日、ソニー・ミュージックエンタテインメント、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、サンリオ、みずほキャピタルを引受先とする9億円の第三者割当増資を実施したことも発表した。
Gaudiyは今年5月にもシリーズBの調達ラウンドで、SBIインベストメントやKDDIらから25億円の資金調達を行っている。その際、今夏にも2ndクローズでの追加調達を予定していると明かしている。
今回の追加調達により、シリーズBラウンドの調達額は総額34億円になった。今後、エンターテインメント企業や金融機関との連携をさらに強化していく。
調達した資金は採用拡大やメタバース事業の開発、そしてグローバル展開への注力に活用するとしている。事業への投資を柱とし、Gaudiy Fanlinkを拡充するための技術投資や、来春より東南アジア方面への展開を皮切りに、グローバル展開に注力していくという。さらに、中長期的にはIPごとに独自のトークン上場支援を行っていくとのことだ。
Gaudiyは発表で、「世界的に注目が集まり、変化のスピードが速いWeb3領域において、金融機関のバックアップを受けながら、日本が誇るエンタメ産業とWeb3の技術領域を掛け合わせ、世界を代表する企業を目指します」と述べている。(提供:月刊暗号資産)