この記事は2022年11月22日に「月刊暗号資産」で公開された「Thirdverseが前澤友作氏率いるMZ Web3ファンドらから約20億円の資金調達を実施」を一部編集し、転載したものです。
ブロックチェーンゲームやVRゲームを展開しているThirdverseは22日、約20億円の資金調達を実施したことを発表した。
実業家の前澤友作氏が立ち上げた「MZ Web3ファンド」が資金調達をリードし、第三者割当増資を実施したという。今回の資金調達により、Thirdverseの累計調達額は約45億円になる。
今回の投資ラウンドに参加したのは「8DAO」「B Dash Ventures」「double jump.tokyo株式会社」「Fenbushi Capital」「FLICKSHOT」「Holdem Capital」「KUSABI」「MZ Web3 fund」「OKCoinJapan」「OKX Ventures」「Yield Guild Games」といった企業およびファンドだ。今後の展開として、ゲームクリエイターを中心にグローバルでの採用強化を行い、ブロックチェーンゲームやVRゲームの新規開発に注力するとしている。
Thirdverseは今年1月、ブロックチェーン関連事業を管轄する子会社・SWORD PTE.LTDをシンガポールに設立した。また、3月には株式会社ドリコムと、4月にはKLab株式会社の子会社BLOCKSMITH&Co.とブロックチェーンゲームの開発と運営に関する基本合意契約を締結している。
9月には元株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役社長の守安功氏が事業部長に就任したほか、先月にはBLOCKMITH&Co.と共同開発による新感覚ブロックチェーンゲーム「キャプテン翼-RIVALS-」を発表し、アンバサダーとして長友佑都氏を起用。さらに、VRゲーム「ALTEIR BREAKER」や「X8」のプレイステーションVR2版を発表するなど、動きを加速させている。
今回の資金調達をリードしたMZ Web3ファンドの前澤氏はプレスリリースで、「ブロックチェーンゲームの魅力は、DAOを通じてユーザー同士、または運営とユーザーがインタラクティブに交流して一緒にゲームを創り上げていく体験にあると思います」と述べ、「先日発表のあったキャプテン翼のブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』も是非遊んでみて欲しいです。國光さん率いるグローバルチームで、日本から世界に挑戦するThirdverseを応援しています！」と続けた。
今後、Thirdverseは2023年にかけてブロックチェーンゲームを10本リリースする計画だという。（提供：月刊暗号資産）
