この記事は2022年12月9日に「月刊暗号資産」で公開された「コカコーラがFIFAワールドカップの記念NFTを発表」を一部編集し、転載したものです。


FIFAワールドカップ
(画像=Igor Link/stock.adobe.com)

コカコーラが、暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comおよびデジタルアーティストのGMUNK氏と提携し、FIFAワールドカップ・カタール2022を記念したNFT(非代替性トークン)をリリースすると発表した。

このNFTは「Pieces of Magic」と称され、Crypto.comのNFTプラットフォームにおけるアカウントでサインアップすることで利用可能になるという。また、コカコーラのデジタルプラットフォーム・Fanzoneに登録し、バナーをクリックすることでPieces of Magicを入手することができる機会を得られるようだ。

Pieces of Magicはワールドカップの試合に出場する選手の動きを追跡し、各チームの攻撃やタックル、ゴールなどから生まれるユニークな「ヒートマップ」に基づいて1万個発行される。

今回提携したGMUNK氏は、ハリウッド映画「トロン:レガシー」や「オブリビオン」のSFルックを手がけるなど、20年以上に渡りデジタルアーティストとして活躍している人物だ。同氏はプレスリリースで、「コカコーラのPiece of Magicでは、サッカーのデータを私たちの絵筆として使用し、密度、行動、色のアプリケーションを定義して、サッカーの精神を受け入れることが中核にあり、各試合に固有の視覚ストーリーを描く没入型の芸術作品を形成し作成していく」と述べた。

また、Crypto.comの最高マーケティング責任者であるスティーブン・カリフォウィッツ(Steven Kalifowitz)氏は、「今年のFIFAワールドカップはWeb3.0の技術を取り入れた初の大会となる。ブロックチェーン上に歴史的な試合を永遠に記念することができる取り組みに参加できるのは光栄なことだ」とコメントした。

なお、今回の取り組みを行うコカコーラとCrypto.comは共にワールドカップ・カタール大会の公式スポンサーとなっている。(提供:月刊暗号資産