この記事は2022年12月13日に「月刊暗号資産」で公開された「Oasysのメインネットがローンチ OASは5つの暗号資産取引所に同時上場」を一部編集し、転載したものです。


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(画像=ipopba/stock.adobe.com)

日本発のゲーム特化型ブロックチェーン・Oasysは12日、メインネットの立ち上げプロセスが正常に完了し、ネイティブトークンであるOASが5つの海外暗号資産(仮想通貨)取引所に上場したことを発表した。

上場した暗号資産取引所はOKX、Kucoin、Bybit、Gate、Huobiの5つで、価格は一時0.094ドル(約12.95円)をつけた(OKX参照)。記事執筆時点では0.053ドル(約7.30円)ほどで推移している。

Oasysのディレクターである森山大器氏は発表で、「メインネットの立ち上げプロセスを成功させ、また当社のネイティブトークンであるOASを5つの暗号資産取引所に上場できたことに感激しています」とコメント。

また、「現在の暗号資産市場には多くの課題がありますが、私たちはブロックチェーンゲーム開発で前進し続けていて、ユーザーが優れたUX(ユーザーエクスペリエンス)と魅力的なコンテンツを組み合わせた高品質のゲームをプレイできるようになる日はそう遠くないと信じています。Oasysの立ち上げにより、業界の成長を加速させ、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを牽引していきたいと考えています」と述べた。

Oasysのメインネット立ち上げプロセスは3段階に分けて行われた。

10月25日にメインネット立ち上げの第1段階を実施し、初期バリデータである21社全てがノード運用を開始。これに伴いOasysのレイヤー1である「ハブレイヤー(Hub-Layer)」が安定したパフォーマンスを維持できるようになった。

第2段階ではOasysのレイヤー2である「バースレイヤー(Verse-Layer)をハブレイヤーと統合し、ロールアップに成功したことを確認した。最後となる第3段階では、UXに必要不可欠であるOasysエコシステム内の主要なアクティビティを包括的に管理する「Oasys-Hub」も統合した。

第3段階の実装も完了したことにより、Oasysの稼働が本格的に開始されたことになる。

森山氏は、「私たちのビジョンを共有するパートナーやコミュニティメンバーのサポートにより、暗号資産の冬の時代でも、パブリック・トークン・セールで12時間以内に戦略的投資ラウンドを完了し、目標額を達成することができました。私たちは継続的なサポートに感謝しており、Oasysの将来がどうなるか楽しみにしています」と述べている。

Oasysは2022年2月に設立され、バンダイナムコリサーチ、セガ、Ubisoft、Yield Guild Games、doublejump.tokyo、gumiなどのゲーム企業、Web3.0関連企業21社がバリデータとして参加した。

すでにdoublejump.tokyo やDMMはOasysを活用してゲーム開発を行うこと発表しており、今後も同様の動きが加速していくものとみられる。(提供:月刊暗号資産