この記事は2022年12月15日に「月刊暗号資産」で公開された「LINE、デジタルスニーカーゲーム「Aglet」の日本版をLINEブロックチェーンで開発へ」を一部編集し、転載したものです。
LINEは13日、暗号資産(仮想通貨)およびブロックチェーン事業を展開しているグループ傘下のLINE Xenesisが、インタラクティブスニーカーゲーム「アグレット(Aglet)」を運営しているOnlifeと覚書を締結したことを発表した。
今後、両社はLINE Blockchainを活用したアグレットの開発や、国内ファッションブランドなどとの連携を行い、国内ローカライズに取り組んでいく。
アグレットは、デジタル上でスニーカーを収集し、仮想的にスニーカーを装着して歩くことにより、ゲーム内トークンを獲得することができるものだ。ダウンロード数はグローバルで400万件を超え、その内15%を日本が占めるなど、注目度が高く人気もある。
スニーカーの種類も、メジャーなブランドから限定版のスニーカーまで広範に取り扱われている。そうした理由から、デジタルスニーカーのコレクションアプリとしても注目を集めている。
今後両社は、LINEブロックチェーン上で日本版アグレットの開発、そして国内のファッションブランドをパートナーに迎え、パートナー企業のオリジナルファッションやグッズをアグレット内で楽しめるようバーチャルファッション体験の向上に向け協力していくという。
OnLifeのCEOであるライアン・マリンズ(Ryan Mullins)氏は発表で、「アグレットはすでに日本をはじめとするアジアで非常に高い人気を誇るサービスのため、今回のLINEグループとの連携によりさらに成長していくと確信しています」とコメント。さらに、「バーチャルとリアルのシームレスな体験が求められているなかで今回の提携は、全てのユーザーにより優れた体験を提供できる第一歩になると思っています」と期待感を示した。
また、LINE Xenesisの代表取締役社長CEOのイム・インギュ(林仁奎)氏は「アグレットはゲーム性はもちろん、スニーカーを中心に仮想世界での自分のファッションを自分好みに変えられるなど、バーチャルファッション領域においても質の高いサービスを提供しています。今後は国内9300万人の基盤を持つLINEが展開するブロックチェーン領域での連携はもちろん、パートナー企業の拡大も進めていく予定です」と述べた。(提供:月刊暗号資産)