SIP自動運転では、2014年第1期開始からの9年間の集大成となる成果展示会および自動運転シンポジウムを3月7・8日(火・水)、秋葉原UDXにおいて、経済産業省および国土交通省との共催により開催します。

(画像=Car Me」より引用)

自動運転は、2023年4月から改正道路交通法が施行され、レベル4に相当する特定自動運行の許可制が開始されるなど、これまでの実験のフェーズから社会実装へと移行しようとしています。

今回のイベントでは、自動運転の実用化に向け、SIPの下で取り組んできた実証実験や基盤技術の開発、社会的受容性の醸成、そして国際連携の成果を分かりやすく展示します。

シンポジウムにおいては、これらの取組みを支えた府省横断・産学官連携のエピソードなどについて当事者から話を聞くとともに、今後の自動運転の展望についても議論します。

また、現在経済産業省と国土交通省が連携して取り組む「RoAD to the L4」の狙いや概要を紹介します。

■成果展示会

SIPの創設意義の振り返りから始まり、SIP自動運転において取り組んできた主なテーマをそれぞれのゾーンに分けてご覧いただきます。特に、安全性評価においては、日本が世界をリードするバーチャルな安全性評価環境と、リアルな自動車安全性アセスメントの最新 設備を展示。また、総走行距離12万km超に及ぶ東京臨海部実証実験において3年間安全に走りぬいた実験車両の一部や、日本が法整備を行い、世界初の市場導入が実現したレベル3モデル・ホンダレジェンド、全国各地で自動運転移動サービスを目指して走行実験を行っている車両など、社会実装を実感できる展示を盛りだくさん用意しています。

また、先に発表された「自動運転Awards」(プレスリリースご参照)の受賞事業には、受賞の印と受賞理由が掲示されます。

■自動運転シンポジウム

第1部では、SIP創設をリードした久間和生氏と、SIP自動運転の発足から参加している有本建男SPD(サブプログラムディレクター)を迎え、制度創設の意義やイノベーションを起こすための成功のカギについて語っていただきます。第2部では、プログラムを率いた葛巻清吾PD(プログラムディレクター)と杉本洋一SPDが、産学官連携プロジェクトの推進において苦労した点や工夫した点についてエピソードを交えながら解き明かします。第3部では、株式会社ティアフォーCTOの加藤真平氏とソニー・ホンダモビリティ株式会社COOの川西泉氏が、今後の自動運転の姿やモビリティ社会の展望を語ります。

RoAD to the L4シンポジウムでは、自動運転の社会実装に向けた政府や自治体の取組を映像なども使って紹介し、「自分のまちで自動運転車を走らせる」を実現するために役立つ情報を発信します。

■開催概要

・日程:2023年3月7・8日(火・水) 10:00-17:00
・会場:秋葉原UDX
   成果展示会@2階 UDX AKIBA SQUARE
   自動運転シンポジウム@4階 UDXシアター

<成果展示会>
*ガイドツアー以外の来場参加は事前のお申し込みは不要です。

<自動運転シンポジウム>
*参加形式は、来場でも当日配信のYouTube視聴でも可能です。
いずれの場合も専用サイトからお申込みください。

<本件に関するお問い合わせ先>

成果展示会
 株式会社電通名鉄コミュニケーションズ
   担当:廣田、三宮

自動運転シンポジウム
・SIP自動運転シンポジウム 第1-3部:
 株式会社住商アビーム自動車総合研究所
   担当:苦瀬
・RoAD to the L4シンポジウム 第1・2部:
 株式会社野村総合研究所 アーバンイノベーションコンサルティング部
   担当:小幡、新谷