この記事は2023年2月28日に「CAR and DRIVER」で公開された「1月の販売、Kカー市場は前年比129.9%と好調。登録車は2ヶ月ぶりの増加へ(23年1月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )」を一部編集し、転載したものです。


2023年1月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は20万2255台で、前年同月比+11.2%と2ヶ月ぶりの増加。普通乗用車は+19.5%の増加の一方、小型乗用車は-1.0%と2ヶ月連続の減少。Kカー(乗用車)は11万7615台で同29.9%増。全体ランキングのTOP5が1万台超えの販売・登録の実績に。
1月はKカー市場(乗用車)が好調で、前年同月比で約3割増加。全体で首位のN-BOXが2万台近い販売(前年同月比103%)、タントは同179%、ムーヴは130%、スペーシアは185%と主要モデルの大幅な前年超えが市場を形成した。
しかし、どのメーカーも部品供給不足に悩まされ、生産や納車の遅延が起きているのが現状だ。そこで、ダイハツが解決策としてタント/タフト/ムーヴ キャンバスにアイドリングストップ未装備の仕様をラインアップし、4月11日から発売すると発表した。(アイドリングストップ付き仕様に対して3万3000円安)これが今後ランキングにどう影響を与えるのか、注目したい。

1月の販売、Kカー市場は前年比129.9%と好調。登録車は2ヶ月ぶりの増加へ(23年1月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
新たにアイドリングストップレスモデルを追加。ダイハツ・タント

TOP3をKカーに独占された先月のランキングだったが、登録車のシエンタが3位を確保。ここ3カ月平均でも1万台超えと好調。ノートと登録車首位闘いが依然続いているが、2カ月連続で登録車首位を獲得した。また、カローラクロス、ヤリスクロスがほぼ前年並みではあるものの、それぞれ大幅なランクアップを果たした。

1月の販売、Kカー市場は前年比129.9%と好調。登録車は2ヶ月ぶりの増加へ(23年1月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
シエンタは前年同月比319%と3倍増。

【2023年1月の全乗用車 販売登録ランキングTOP20】

順位=車名:台数
1 =N-BOX :19,792
2 =タント: 14,330
3 =シエンタ: 11,038
4 =ムーヴ:10,238
5 =スペーシア: 10,189
6 =ノート: 9,875
7 =ルークス: 7,956
8 =カローラクロス: 7,770
9 =ルーミー: 7,674
10 =ヤリス(ヤリスクロスを除く): 7,490
11 =ヤリスクロス: 7,290
12 =ハスラー: 7,180
13 =ワゴンR: 7,157
14 =アクア: 7,130
15 =ヴォクシー: 7,068
16 =ノア: 6,859
17 =カローラ: 6,640
18 =フリード: 5,808
19 =アルト: 5,453
20=アルファード: 5,144

過去3カ月の販売・登録推移は以下のとおり(順位は1月の販売・登録台数順)


1月の販売、Kカー市場は前年比129.9%と好調。登録車は2ヶ月ぶりの増加へ(23年1月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
Writer: カー・アンド・ドライバー編集部

(提供:CAR and DRIVER