「アニエスべー」北極での新たなプロジェクトを発表
(画像=「セブツー」より引用)

2003年から「アニエスべー(agnès b.)」がサポートしているタラ オセアン(Tara Océan)財団は、2月14日、フランス大使公邸にて新たな漂流型極地科学基地「タラ極地ステーション」のプロジェクトを発表した。

タラ オセアン財団は、2003年にアニエスべー創設者であるアニエス・トゥルブレによって設立されたフランス初の海洋に特化した公益財団法人である。現在はエチエンヌ・ゴルゴワが代表理事を務め、海洋の生態系に関する科学研究を進めるとともに、研究で得られた海に関する新しい技術・知識の運用を促進している。

北極でのプロジェクトは、2006年に行われた「タラ号北極プロジェクト」以来15年ぶりであり、タラ極地ステーションは2025年を目標に北極海の海氷の中に設立される予定だ。タラ極地ステーションが実現すれば、地球上で最も過酷な環境の一つである北極圏における生態の長期的な観測が可能となり、フランスおよび国際的な研究のさらなる発展に貢献することとなるだろう。